観音妙智の力 能く世間の苦を救う (法華経・観世音菩薩普門品)
観世音浄聖は 苦悩死厄に於て 能く為に依怙と作(な)れり (法華経・観世音菩薩普門品)
忍辱の地に住し、柔和善順にして卒暴ならず、心また驚かず (法華経・安楽行品)
煩悩ありと雖(いえど)も煩悩なきが如く、生死に出入すれども怖畏の想(おもい)なけん (無量義経・十功徳品)
未だ自ら度すること能わざれども、巳に能く彼を度せん (無量義経・十功徳品)
諸仏は五濁(じょく)の悪世に出でたもう。所謂(いわゆる)劫濁・煩悩濁・衆生濁・見濁・命濁なり (法華経・方便品)
日日是好日(にちにちこれこうにち) 雲門禅師・中国(碧巌録第六則)
二種の衆生あり。来りて菩薩に向かい、一は恭敬供養(くぎょうくよう)し、二は瞋(いか)り罵(ののし)り打ち害す。そのとき菩薩はその心よく忍び、敬養(けいよう)の衆生を愛せず、加悪の衆生を瞋らず。 ナーガールジュナ・インド(大智度論一四・…
径寸十枚、是れ国宝に非ず、一隅を照らす、此れ即ち国宝なり。 伝教大師最澄・日本(山家学生式)
苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思い合わせ南無妙法蓮華経とうちとなえいさせ給え。これあに自受法楽にあらずや 日蓮聖人・日本(四条金吾殿御返事)
仏は常に在(いま)せども、現(うつつ)ならぬぞあわれなる 人の音せぬ暁に 仄(ほの)かに夢に見えたもう。 作者不詳・日本(梁塵秘抄巻ニ)
二つの芦束は相依ることによって立つ サーリプッタ・インド(相応部経典一二・六七)
和を以て貴しと為す。忤(さから)うこと無きを宗と為せ。 聖徳太子・日本(十七条憲法 第一条)
人、死を憎まば、生を愛すべし。存命の喜び、日々に楽しまざらんや。 兼好法師・日本(徒然草・九三段)
愛語よく廻天のちからあることを学すべきなり。 道元禅師・日本(正法眼蔵・菩提薩埵四摂法巻)
災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候。 良寛和尚・日本(山田杜皐への手紙)
一日作(な)さざれば一日食(くら)わず。 百丈懐海禅師・中国(百丈清規)