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仏教者のことば50

【機関紙誌】

その道その道の専門によって真実な心を発し、職に殉ずる態度と、重ね重ね経験を深めて行くならば、「諸法実相」の円理に契(かな)う人は、相当にあると思います。  岡本かの子・日本(岡本かの子全集九巻)

仏教者のことば51

【機関紙誌】

衆生仏を礼(らい)すれば、仏これを見たもう。衆生仏を唱うれば、仏これを聞きたもう。衆生仏を念ずれば、仏も衆生を念じたもう。  法然上人・日本(勅修御伝)

仏教者のことば52

【機関紙誌】

この世の人は  だれも煩悩にしばられている  この世の煩悩を解き放そうと  あなたは長い間慈悲にしばられていた  生死流転のおそろしさを知ってはいるが  慈悲の心にとめられて あなたはやはり …

仏教者のことば53

【機関紙誌】

有情非情とは、まず大方にもうけたる分際(ぶんざい)なり。一切の物に情なきにてはあるべからず。情のかわりたるを以て、なしといえるにや。  沢庵禅師・日本(玲瓏集)

仏教者のことば54

【機関紙誌】

 一心を二心に致さぬがようござる。  盤珪禅師・日本(盤珪禅師語録)

仏教者のことば55

【機関紙誌】

たよりになるのは  くらかけつづきの雪ばかり  野はらもはやしも  ぽしやぽしやしたり黝(くす)んだりして  すこしもあてにならないので  ほんたうにそんな酵母のふうの  朧ろなふぶきですけれども  ほのかなのぞみを送るのは  …

仏教者のことば56

【機関紙誌】

仏道は、初発心のときも仏道なり、成正覚のときも仏道なり、初中後ともに仏道なり。たとえば万里をゆくものの、一歩も千里のうちなり、千歩も千里のうちなり、初一歩と千歩とことなれども、千里のおなじきがごとし。  道元禅師・日本(正法眼蔵・説心説性)

仏教者のことば57

【機関紙誌】

生死即涅槃と体するを名づけて定となし、  煩悩即菩提に達するを慧となす。  天台大師・中国(法華玄義九)

仏教者のことば58

【機関紙誌】

 親によき物を与えんと思いて、せめてやるものなくば、一日に二三度笑みて向え。  日蓮聖人・日本(上野殿御消息)

仏教者のことば59

【機関紙誌】

唯一の権利--そしてこれは仏教徒にとって同時に義務でもある--は、仏陀が覚りに達するために歩めと教えた道(中略)、そして自分で歩んでみて真理であることに気づいた道を、万人の前に提供することに外(ほか)ならない。  C・ハンフレーズ・英国…

仏教者のことば60

【機関紙誌】

 一切ノ法ハタダ道理トイウニ文字ガモツナリ。其外ニハナニモナキ也。ヒガコトノ道理ナルヲ、シリワカツコトノキワマレル大事ニテアルナリ。  慈円大僧正・日本(愚管抄巻七)

仏教者のことば61

【機関紙誌】

他力ということ、易行(いぎょう)などともいうが、実は容易なことではない。他力といったら、自分は微塵もなしに、全部あなたまかせに、まかせなければならない。  沢木興道・日本(禅とは何か)

仏教者のことば62

【機関紙誌】

ここに縁あって来た人は、縁くらい恐ろしいものはないのですから、どうぞひとつこれからさきざき、三日でも竜沢寺の飯を食っておった、あああの人は違うというように、すべてやっていただかねばならん。お願い申すことはそれよりない。  山本玄峰老師・…

仏教者のことば63

【機関紙誌】

克己の人には人格の深みがあり、さらに人格の深みから品位が生ずる。品位から光輝が生じ、またその光輝から威信が生ずる。  ナーガールジュナ・インド(ラトナーヴァリー)

仏教者のことば64

【機関紙誌】

返す返すも今に忘れぬ事は、頸切られんとせし時、殿は供して馬の口に付きて泣き悲しみ給いしをば、いかなる世にも忘れ難し。たとい殿の罪深くして地獄に入り給わば、日蓮をいかに仏になれと釈迦仏のこしらえさせ給うとも、用い参らせ候べからず。…

仏教者のことば65

【機関紙誌】

「お坊さま、このお経の教えは、つまりわたくしも観音さまになれということでございますね」  二宮金次郎・日本(『二宮尊徳』)

仏教者のことば66

【機関紙誌】

「わたしは貴僧に招待されて来たのではなく、ヤソ教に招待されて来たのですから、その悪口は言えません」  山崎辨栄上人・日本(仏教布教大系第十九巻)

仏教者のことば67

【機関紙誌】

一切世間の治生産業、ことごとく取り用いて我が実相智印となす。  慈雲尊者・日本(『人と為る道』)