【機関紙誌】
一切衆生悉(ことごと)く仏性有り (大般涅槃経・迦葉菩薩品)
むかしの人たちはこういう宝物のために、お互いに傷つけあい、殺しあい、盗み、欺し、嘘をつき、それが原因で生まれ変わり死に変わりの中で苦しみを増大させ、大地獄に落ちたそうだよ。 (仏説弥勒大成仏経)
如来の身は汝と同じからず、汝、もし多く服(の)まば必ずさらに患(うれい)をなさん (賢愚経 3・15)
諸仏如来はこれ法界身(ほっかいしん)なり。一切衆生の心想の中に入りたもう。この故に汝ら心に仏を想うとき、この心すなわちこれ三十二相、八十随形好(ずいぎょうごう)なり。このこころ仏を作る、このこころこれ仏なり。 (仏説観無量寿経)
忿恚(ふんい)は百千大劫(こう)に集めし善根をすみやかに損害す。ゆえに忍辱(にんにく)の鎧を被(き)、堅固の力をもって忿恚の軍を砕くべし。 (大宝積経)
雑(ぞう)毒薬をもって太鼓に塗り、大衆の中においてこれを撃ちて声を発(おこ)さしむるがごとし。聞かんと欲する心無しといえども、これを聞けばみな死す。 (大般涅槃経・如来性品)
もろもろの苦悩を脱せんと欲すれば、まさに知足を観ずべし。知足の法はすなわちこれ富楽(ふぎょう)安穏(あんのん)の処なり。足るを知る人は地上に臥(ふ)すといえどもなお安楽なりとす。 (遺教経)
心の中の弓矢と刀を捨てよ (法句譬喩経巻1)
若し俗間の経書・治世の語言・資生の業等を説かんも、皆正法に順ぜん。 (法華経・法師功徳品)
もろもろの飲食(おんじき)を受くることはまさに薬を服(の)むが如くすべし。好きに於ても悪しきに於ても増減を生ずることなかれ。わずかに身を支うるを得て以て飢渇を除け。蜂の花を取るにただその味のみを取って色香を損ぜざるが如し。 (遺教経)
美しく飾り立てた王の馬車も朽ちてしまう。 人のからだも同じように老いてしまう。 しかし聖者の説いた法のみは朽ちない。 心ある人が互いに心ある人に伝えるからである。 (法句経151)
衆生の類(たぐい)是れ菩薩の仏土なり。 (維摩経・仏国品)
直心(じきしん)はこれ菩薩の浄土なり。 (維摩経・仏国品)
布施はこれ菩薩の浄土なり。 (維摩経・仏国品)
忍辱はこれ菩薩の浄土なり。 (維摩経・仏国品)
持戒はこれ菩薩の浄土なり。 (維摩経・仏国品)
右足を放せ。左足を放せ。右手を放せ。左手を放せ。 (阿育王経)
四大の寒熱まさに医薬を須(もち)うべし。衆邪の悪鬼まさに経戒を須うべし。 (法句譬喩経第一)
穀食を得んと欲せばまさに耕種を行うべし。 大富を得んと欲せばまさに布施を行うべし。 長命を得んと欲せばまさに大慈を行うべし。 智慧を得んと欲せばまさに学問を行うべし。 (法句譬喩経第一)
阿難よ、あの羊飼いは、草の傘をもって仏を暑さから覆うた。その功徳によって十三劫(こう)のあいだ天のよき所に生まれ、自然に七宝の傘をもって覆われるであろう。 (菩薩本行経・上)