仏教者のことば7
和を以て貴しと為す。忤(さから)うこと無きを宗と為せ。 聖徳太子・日本(十七条憲法 第一条)
1 ...仏教者のことば(7) 立正佼成会会長 庭野日敬 和を以て貴しと為す。忤(さから)うこと無きを宗と為せ。 聖徳太子・日本(十七条憲法 第一条) 単なる反対は世を乱す 「和を以て貴しと為す」というのは、だれ知らぬ人もいない名言です。日本という国のゆくてを照らす不滅の指針であるばかりでなく、全人類のめざすべき究極の理想を一言に尽くした、…仏教者のことば8
人、死を憎まば、生を愛すべし。存命の喜び、日々に楽しまざらんや。 兼好法師・日本(徒然草・九三段)
1 ...仏教者のことば(8) 立正佼成会会長 庭野日敬 人、死を憎まば、生を愛すべし。存命の喜び、日々に楽しまざらんや。 兼好法師・日本(徒然草・九三段) 死が来るのを忘れて 兼好法師は、鎌倉末期の歌人であり、随筆家でもありました。僧侶といっても、何寺にも何派にも属せぬまったくの自由人でしたから、その随筆集『徒然草・つれづれぐさ』でも、…仏教者のことば9
愛語よく廻天のちからあることを学すべきなり。 道元禅師・日本(正法眼蔵・菩提薩埵四摂法巻)
1 ...仏教者のことば(9) 立正佼成会会長 庭野日敬 愛語よく廻天のちからあることを学すべきなり。 道元禅師・日本(正法眼蔵・菩提薩埵四摂法巻) 慈心から出た言葉こそ 愛語というのは慈愛のこもった言葉ということです。廻天のちからというのは、時勢を一変する働きということです。言葉というものは偉大な力を持つもので、聖書にも「初めに言葉あり、…仏教者のことば10
災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候。 良寛和尚・日本(山田杜皐への手紙)
1 ...仏教者のことば(10) 立正佼成会会長 庭野日敬 災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候。 良寛和尚・日本(山田杜皐への手紙) 徹底的に純粋な人 日本人はみんな良寛さんが好きです。それは、かくれんぼをしているうちに、日が暮れて子供たちがみんな帰ってしまったのに、…仏教者のことば12
色は匂へど散りぬるを わが世たれぞ常ならむ 有為(うゐ)の奥山今日越えて 浅き夢見じ 酔(ゑ)ひもせず 作者不詳・日本
1 ...仏教者のことば(12) 立正佼成会会長 庭野日敬 色は匂へど散りぬるを わが世たれぞ常ならむ 有為(うゐ)の奥山今日越えて 浅き夢見じ 酔(ゑ)ひもせず 作者不詳・日本 命と引き換えに半偈を だれ知らぬものもない「いろは歌」です。しかし、この四十七文字の中に仏教の深遠な教義が歌いこめられていること、…仏教者のことば13
衆生本来仏なり 水と氷のごとくにて 水をはなれて氷なく 衆生の外(ほか)に仏なし 白隠禅師・日本(坐禅和讃)
1 ...仏教者のことば(13) 立正佼成会会長 庭野日敬 衆生本来仏なり 水と氷のごとくにて 水をはなれて氷なく 衆生の外(ほか)に仏なし 白隠禅師・日本(坐禅和讃) 二十六年目の法華経 白隠禅師は、徳川五大将軍綱吉の時代に世に出られた名僧中の名僧です。十五歳で自ら進んで出家し、十六歳のとき、初めて法華経を読みましたが、神秘的な不思議な光景や、…仏教者のことば14
聖者、人を駆(か)るに教網(こうもう)三種あり、いわゆる、釈・李・孔なり。浅深隔て有りと雖も竝(なら)びに皆聖説(せいぜい)なり。 弘法大師空海・日本(三教指帰巻上)
1 ...仏教者のことば(14) 立正佼成会会長 庭野日敬 聖者、人を駆(か)るに教網(こうもう)三種あり、いわゆる、釈・李・孔なり。浅深隔て有りと雖も竝(なら)びに皆聖説(せいぜい)なり。 弘法大師空海・日本(三教指帰巻上) 大学を中退して出家 『三教指帰(さんごうしいき)』は、大師がまだ空海をも名乗らない、出家以前二十四歳の時の作です。それなのに、…