経典のことば2
女人は顔貌の美しさをもって真の美とはしない。心が素直で行いのすぐれたのがほんとうの美しさなのである。(玉耶女経)
1 ...経典のことば(2) 立正佼成会会長 庭野日敬 女人は顔貌の美しさをもって真の美とはしない。心が素直で行いのすぐれたのがほんとうの美しさなのである。 (玉耶女経) 女性は神の最高傑作 祇園精舎を寄進した大長者の子息がめとった嫁の玉耶(ぎょくや…経典のことば3
たまたま一あればまた一を少(か)き、是れあれば是れを少く、斉等(さいとう)あらんことを思う。 (仏説無量寿経・下)
1 ...経典のことば(3) 立正佼成会会長 庭野日敬 たまたま一あればまた一を少(か)き、是れあれば是れを少く、斉等(さいとう)あらんことを思う。 (仏説無量寿経・下) 欲求不満で一生を送るか このことばの前に、お釈迦さまは「世の中の人は、…経典のことば4
仏のたまわく「さえぎることなかれ。この老母は五百生の中においてわが母となれり。愛する心いまだ尽きず。これをもって我れを抱くなり」 (雑宝蔵経・巻1)
1 ...経典のことば(4) 立正佼成会会長 庭野日敬 仏のたまわく「さえぎることなかれ。この老母は五百生の中においてわが母となれり。愛する心いまだ尽きず。これをもって我れを抱くなり」 (雑宝蔵経・巻1) 仏陀に抱きついた老婆 …経典のことば5
世尊智見を得たまえる時、此の世間に於て、梵宮も、天も、人も、沙門も、およびバラモンも、世みな大いに明かなり。……其の間の所有の一切衆生、おのおの相見、おのおの相知り、おのおの語るらく「この所に、またまた衆生あるか。この所に、…
1 ...経典のことば(5) 立正佼成会会長 庭野日敬 世尊智見を得たまえる時、此の世間に於て、梵宮も、天も、人も、沙門も、およびバラモンも、世みな大いに明かなり。……其の間の所有の一切衆生、おのおの相見、おのおの相知り、おのおの語るらく「この所に、…経典のことば6
人、世間愛欲の中に在りて、独り生じ、独り死し、独り去り、独り来る。(仏説無量寿経・下)
1 ...経典のことば(6) 立正佼成会会長 庭野日敬 人、世間愛欲の中に在りて、独り生じ、独り死し、独り去り、独り来る。 (仏説無量寿経・下) 逆境の人こそこの句を あなたはいま十分にお幸せですか。生計の心配はなく、家庭は円満で、…経典のことば7
池の中に蓮華あり、大きさ車輪のごとし。青色には青光あり、黄色には黄光あり、赤色には赤光あり、白色には白光あり、微妙香潔(みみょうこうけつ)なり。 (仏説阿弥陀経)
1 ...経典のことば(7) 立正佼成会会長 庭野日敬 池の中に蓮華あり、大きさ車輪のごとし。青色には青光あり、黄色には黄光あり、赤色には赤光あり、白色には白光あり、微妙香潔(みみょうこうけつ)なり。 (仏説阿弥陀経) 聖者は浄土を目前に見る これは…経典のことば56
悪(あ)しき業(わざ)を楽しみとしてはならぬ 酒を飲まば程を過ごしてはならぬ (小部経典・大吉祥経)
1 ...経典のことば(56) 立正佼成会会長 庭野日敬 悪(あ)しき業(わざ)を楽しみとしてはならぬ 酒を飲まば程を過ごしてはならぬ (小部経典・大吉祥経) いじめはどうして起こる このおことばをつくづくと味わってみますと、…経典のことば57
あまねく衆生のために不請(ふしょう)の友となり、大悲もて衆生を安慰(あんに)し、哀愍(あいみん)し、世の法母とならん (勝鬘経)
1 ...経典のことば(57) 立正佼成会会長 庭野日敬 あまねく衆生のために不請(ふしょう)の友となり、大悲もて衆生を安慰(あんに)し、哀愍(あいみん)し、世の法母とならん (勝鬘経) 不請の友とは このことばは、勝鬘夫人(しょうまんぶにん)…経典のことば58
聞(ぶん)をもってのゆえに大涅槃を得るにあらず、修習をもってのゆえに大涅槃を得。(大般涅槃経巻二五)
1 ...経典のことば(58) 立正佼成会会長 庭野日敬 聞(ぶん)をもってのゆえに大涅槃を得るにあらず、修習をもってのゆえに大涅槃を得。 (大般涅槃経巻二五) 実践なければ功徳なし これは、…経典のことば59
心に大歓喜を生じて 自ら当に作仏すべしと知れ (法華経・方便品)
1 ...経典のことば(59) 立正佼成会会長 庭野日敬 心に大歓喜を生じて 自ら当に作仏すべしと知れ (法華経・方便品) 法華経の教相の明るさ 仏教の信仰といえば、たいていの人が陰気くさい、じめじめした感じのものと見ているようです。すくなくとも、…経典のことば61
其の国の中間幽冥の処、日月の威光も照すこと能わざる所、而も皆大に明らかなり。其の中の衆生各相見ることを得て、咸(ことごと)く是の言を作(な)さく、此の中に云何(いかん)ぞ忽ちに衆生を生ぜる。 (法華経・化城諭品)
1 ...経典のことば(61) 立正佼成会会長 庭野日敬 其の国の中間幽冥の処、日月の威光も照すこと能わざる所、而も皆大に明らかなり。其の中の衆生各相見ることを得て、咸(ことごと)く是の言を作(な)さく、此の中に云何(いかん)ぞ忽ちに衆生を生ぜる。 (…経典のことば62
是の人は少欲知足にして能く普賢の行を修せん (法華経・普賢菩薩勧発品)
1 ...経典のことば(62) 立正佼成会会長 庭野日敬 是の人は少欲知足にして能く普賢の行を修せん (法華経・普賢菩薩勧発品) ほんとうの豊かさと美しさ いわゆるサラ金地獄に苦しむ人が驚くほどたくさんいます。妻子を捨てて蒸発したり、…経典のことば63
我神力を以て仏を供養すと雖(いえど)も身を以て供養せんには如(し)かじ。 (法華経・薬王菩薩本事品)
1 ...経典のことば(63) 立正佼成会会長 庭野日敬 我神力を以て仏を供養すと雖(いえど)も身を以て供養せんには如(し)かじ。 (法華経・薬王菩薩本事品) 犠牲的精神で布教を はるかなむかし、…経典のことば64
能く衆生をして歓喜し礼して、心を投じ敬(うやまい)を表して慇懃(おんごん)なることを成ぜしむ (無量義経・徳行品)
1 ...経典のことば(64) 立正佼成会会長 庭野日敬 能く衆生をして歓喜し礼して、心を投じ敬(うやまい)を表して慇懃(おんごん)なることを成ぜしむ (無量義経・徳行品) 見たいと欲せられる顔に これは大荘厳菩薩をはじめとする多くの菩薩たちが、…経典のことば65
観音妙智の力 能く世間の苦を救う (法華経・観世音菩薩普門品)
1 ...経典のことば(65) 立正佼成会会長 庭野日敬 観音妙智の力 能く世間の苦を救う (法華経・観世音菩薩普門品) 隠された子供の声を聞け 近ごろは、中学校でのイジメがますますひどくなり、自殺する子が次々に出ています。本当に痛ましいことです…経典のことば66
観世音浄聖は 苦悩死厄に於て 能く為に依怙と作(な)れり (法華経・観世音菩薩普門品)
1 ...経典のことば(66) 立正佼成会会長 庭野日敬 観世音浄聖は 苦悩死厄に於て 能く為に依怙と作(な)れり (法華経・観世音菩薩普門品) 現実の救いともなる 依怙(えこ)というのは、「たよりになるもの」という意味です。観世音菩薩は、…経典のことば67
忍辱の地に住し、柔和善順にして卒暴ならず、心また驚かず (法華経・安楽行品)
1 ...経典のことば(67) 立正佼成会会長 庭野日敬 忍辱の地に住し、柔和善順にして卒暴ならず、心また驚かず (法華経・安楽行品) 柔軟心のすすめ 現代語に訳せば、「いつも忍辱の境地におり、柔和な心をもち、我を張らずに真理に従い、…