実際の体験ある人の書はみな読むに価いする。いわんや実際の体験による信仰を述べたものはなおさらのことである。 清沢満之・日本(近代の仏教者)
【機関紙誌】
大道無門 無門慧開・中国(無門関・序)
広大な宇宙と矮少(わいしょう)な自分とは、同じ一つの道、地続きだということを体得するがよい。 沢木興道・日本(禅とは何か)
弥陀の五劫思惟(ごこうしゆい)の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり。 親鸞上人・日本(歎異抄)
百尺竿頭一歩を進める 宏智禅師・中国(従容録七四則)
大いなるものにいだかれあることをけさふく風のすずしさにしる 山田無文・日本(手を合わせる)
随処に主となれば立処みな真なり。 臨済禅師・中国(臨済録)
他は是れ吾れに非ず 用某典座・中国(典座教訓)
啐啄同時(そったくどうじ) 碧巌録第十六則の評・中国(禅林宝訓音義)
片海・市河・小湊の磯のほとりにて昔見しあまのりなり。色形味わいも変らず、など我父母変らせ給いけんと、方違(かたたが)えなる恨めしさ、涙抑え難し。 日蓮聖人・日本(新尼御前御返事)