経典のことば
佼成新聞に連載された『経典のことば』では、著者である庭野開祖が、毎回ごとに諸々の経典から一説を紹介しています。紹介されている経典は、法華経のみならず、般若心経、維摩経、華厳経、仏説阿弥陀経などと幅広く、釈尊が教えを説かれた状況に触れながらその意味を掘り下げ、現代を生きる私たちへむけた仏教説話としてまとめています。
庭野開祖の「万教同根」(宗教成立の過程で生じた宗教観の違いを互いに理解し、認め合うことが大切さ)を基とした、宗派を超えた諸経典に対する理解の深さを伺い知ることができます。
なお、収録記事の中には、今日の観点からみると不適切ととられる箇所がありますが、当時の時代背景を鑑みて削除や書き換えは行わず、原文のままとしました。
(出典『佼成新聞』1984年11月2日号~1986年6月20日号)