第1章 第3節 世界の芸術と普門精神の結実

1976
1980

人間を幸福にするためのすべての宗教・学術・芸術・その他の文化活動のために解放し、それらの文化活動の交流のなかに大きな意味の仏法をにじみ込ませることによって、みんなの幸せの基礎を打ち立てようと念願するものです。(庭野日敬)

この時期、普門館には世界最高峰の芸術が集結しました。
楽壇の帝王H・V・カラヤンが率いる「ベルリン・フィル」、小澤征爾指揮「ボストン交響楽団」の演奏会など、昭和50年代は今も語り継がれる歴史的公演が次々と開催されます。
また、一方では人気歌手によるチャリティーコンサートを度々開催。その収益は難民救済や福祉活動にあてられるなど、音楽を通じた社会貢献の輪が広がりました。普門館は平和への願いを世界へ発信する場として生かれていきました。
 

昭和51年
1976

5月22日

「子門真人ショー」を開催。

観客は子供のみを集め、約4000人が鑑賞。

【世界の動き】 4月 米、アップルコンピュータ―(現・Apple)を設立
5月26日

「国際自由宗教連盟(IARF)日本会議 」を開催。

「諸宗教間の対話―理解への新しい道」をテーマに掲げ開催された。

6月12日~6月13日
【日本の動き】 7月 ロッキード事件 田中角栄元首相逮捕
【世界の動き】 7月 ベトナム社会主義共和国成立(南北ベトナム統一)
12月5日

ヴァーツラフ・ノイマン指揮「『チェコ・フィルハーモニー管弦楽団』特別演奏会」を開催。

曲目は、スメタナ「交響詩「わが祖国」より モルダウ」、ベートーヴェン「交響曲第九番『合唱付き』」。

昭和52年
1977

3月11日

普門文化センター主催「五木ひろしチャリティー・リサイタル」を開催。

【日本の動き】 1月 成田闘争・鉄塔撤去反対集会
9月25日
【世界の動き】 8月 英・ロンドンで戦後最大の人種暴動
10月20日
【日本の動き】 10月 例外を除き、日本国内の白黒テレビ放送が廃止
11月13日~11月18日

大阪国際フェスティバル協会主催「ヘルベルト・フォン・カラヤン『ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団』公演」を開催。

11月17日の公演には、浩宮さま(今上天皇)をはじめ、駐日西ドイツ大使ギュンター・ディール夫妻、庭野開祖夫妻が臨席された。
この来日公演では、カラヤンにとって生涯最後となるベートーヴェン交響曲の全曲演奏が披露され、音楽史に刻まれる伝説的なステージとなった。

【世界の動き】 11月 エジプトのサダト大統領がイスラエルを訪問
11月19日

全日本合唱連盟主催・朝日新聞社後援「第三十回全日本合唱コンクール全国大会」を開催。

本コンクール自体は1948年(昭和23年)から続く歴史ある大会であるが、普門館が会場として使用されたのはこの第30回大会のみ。

11月19日

普門文化センター主催「森進一チャリティ・ーショー」を開催。

本公演は、日本赤十字社、東京都社会福祉協議会、杉並区社会福祉協議会、およびTBSカンガルー募金からの多大なる援助を受けて実現。

昭和53年
1978

2月7日

「第二回東京世界バレエ・コンクール」を開催。

本大会には、皇太子妃美智子さま(現・上皇后陛下)と紀宮さまがご臨席。

【日本の動き】 1月 伊豆大島近海地震
3月15日

小澤征爾指揮「ボストン交響曲楽団」公演。

プログラムはブラームスの「交響曲第3番」および「ピアノ協奏曲第1番」で構成。
特に「ピアノ協奏曲第1番」は、全日本ツアーの中でも普門館公演のみで演奏された貴重な演目である。

5月8日/6月2日~3日

財団法人国際舞台芸術振興会主催「パリ・オペラ座」バレエ団公演」を開催。

チャイコフスキーの「眠りの森の美女」を上演し、演奏は日本フィルハーモニー交響楽団が務めた。

【日本の動き】 5月 新東京国際空港(現:成田空港)開港
6月4日

「全国幹部指導会」を開催。

席上、長沼理事長より、庭野日敬会長(当時)に「開祖」、故長沼妙佼副会長に「脇祖」の尊称が贈られたことが公表された。

7月1日~7月5日

エーリッヒ・ラインスドルフ指揮「ニューヨーク・フィルハーモニック」公演。

7月10日~7月13日/8月14日~16日

ソ連国立「ボリショイ・バレエ」公演。

7月10日から13日にかけては名作「白鳥の湖」を、続く8月14日から16日の日程では「白鳥の湖」に加え「ジゼル」「ドン・キホーテ」「愛の伝説」を上演。

【日本の動き】 8月 日中平和友好条約
12月5日

日本チャリティー協会主催「第十四回心身障害者(児)のための歳末チャリティーショー」を開催。

昭和53年
1979

4月16日

NHK交響楽団ゴールデンポップス「スクリーン名曲コンサート」を開催。

本公演は国際児童年をふまえ、ユネスコ・コーアクション募金キャンペーンの一環として普門文化センターなどが協賛し、実現に至った。
公演の収益は日本ユネスコ協会連盟に寄付された。

【世界の動き】 2月 イラン革命

昭和54年
1979

5月8日~5日12日

「ポール・モーリア・グランド・オーケストラ」公演。

【日本の動き】 6月 東京サミット
【世界の動き】 5月 英・サッチャー首相就任(先進国初の女性首相)
10月16日~10月26日

日本音楽芸術振興会、新芸術家教会主催、オーストリア大使館、立正佼成会主催(ドイツ大使館 後援)「ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」公演。

本公演は、カラヤンにとって通算8度目となる来日ステージとなった。

昭和55年
1980

3月2日

普門文化センター主催(日本赤十字社協賛)「初代・浜田喜一チャリティーショー」を開催。

本公演は東南アジア難民救済を目的として企画され、民謡界の重鎮である初代・浜田喜一をはじめ、総勢約100名にのぼる民謡歌手が出演。

【日本の動き】 自動車生産台数が米を抜き世界第一位に
6月4日~6月6日

文化放送、普門文化センター主催「さだまさしチャリティーコンサート」を開催。

7月25日

「第十八回世界連邦世界大会 開会式」開催。

本大会は「平和で公正な新世界秩序の樹立 〜世界連邦を二十一世紀までに」をメインテーマに掲げて挙行。

11月17日

「ポール・モーリア・グランド・オーケストラ」公演。

両日のステージでは、「レット・ゼア・ビー・ミュージック」や「涙のトッカータ」をはじめ、「枯葉」「エーゲ海の真珠」といった往年の名曲が次々と演奏された。