第1章 第4節 チャリティーの輪と平和への一歩
「諸宗教が手を携え、協力して世界平和への行動を起こすならば、必ず平和は実現する」という信念は、今もいささかも変わることはありません。人類の幸福は神仏が最も願うところと信じるからです。(庭野日敬)
1980年代に入ると、普門館は文化の殿堂であると同時に、世界的な人道支援の場としての色合いを強めていきました。
数々のチャリティー公演や、アフリカ飢餓救援コンサートなどが開催され、芸術活動を通じて難民救済や福祉の輪を広げていました。
教団としても、1982年に2,700万筆をこえる「核兵器廃絶・軍縮署名」を国連に託す集いを開催。さらに、IARF(国際自由宗教連盟)世界大会の開催や英国以外で初実施となるテンプルトン賞記念講演会など、国や宗教を超えた平和への結束を象徴する場所になりました。
昭和から平成に移り変わるなか、普門館は人類の幸福を希求する祈りの場と文化施設としての役割を歩み続けたのです。
昭和56年
1981
佼成文化協会、普門文化センター主催「さだまさしコンサート」を開催。
世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会主催「第九回 平和のための宗教者研究集会」を開催。
本集会には、神道、仏教、キリスト教など、宗派を超えた国内の宗教者約120名が参加。
東京放送(TBS)、普門文化センター主催(協賛 財団法人日本ユニセフ協会、東京明るい社会づくり運動協議会、杉並区社会福祉協議会)「ウェザー・リポート・チャリティー・コンサート~国際障害者年 特別チャリティーコンサート~」開催。
奈良たんぽぽの会、日本青年奉仕協会主催「世界わたぼうし音楽祭・記念東京コンサート」を開催。
本コンサートには、浩宮さま(今上天皇)がご臨席。
身体障害者自らが制作した楽曲や、ボランティアたちが共に歌い上げる「手づくりコンサート」として企画された。
文化放送、さだ企画、普門文化センター主催「さだまさしコンサート~文化放送開局三十周年記念~」開催。
FM東京主催(後援 朝日新聞 東京厚生文化事業団)「小椋佳コンサート」を開催。
本公演には、ゲストとして音楽プロデューサーの星勝、シンガーソングライターの井上陽水、そして劇団「東京キッドブラザーズ」が出演。
昭和57年
1982
インドシナ難民を助ける会、難民救援団体「日本レフュジーズ・インターナショナル」主催(後援 WCRP日本委員会)「一九八ニ 難民に愛の手を! ~マクシム・ショスターコーヴィチ・チャリティー・コンサート~」開催。
本公演には、皇太子昭仁親王殿下、美智子妃殿下(現・上皇上皇后ご夫妻)とともに、三笠宮容子内親王がご臨席。
立正佼成会主催「核兵器廃絶・軍縮のための平和集会」を開催。
本集会では、国民の平和への願いが込められた2,705万6,747名分の署名簿目録と要請書が国連へと託された。
授受の儀では、本会の庭野欽司朗・核兵器廃絶・軍縮推進委員会委員長から、国連広報局NGO部門責任者のサリー・シェリー氏へと手渡された。
普門文化センターから「普門館」に名称が変更され、文化課が新たに設立された。
文化放送、東京明るい社会づくり運動協議会主催「さだまさしコンサート」を開催。
昭和58年
1983
文化課、佼成文化協会主催「教団創立四十五周年記念 奉祝行事」を開催。
演目の部では、小島宏之とダイナブラザーズによる歌謡漫談のほか、佼成筝曲部や佼成民謡グループが日ごろの研鑚の成果を披露。
続いて、映画『男はつらいよ~寅次郎あじさいの恋~』が上演された。
佼成文化協会主催(後援 ブルガリア大使館)「国立ブルガリア少年少女合唱団」の特別公演。
昭和59年
1984
「第25回IARF(国際自由宗教連盟)世界大会」を開催。
佼成文化協会主催 (後援 ハンガリー大使館、日本ハンガリー友好協会)「ハンガリー少年少女合唱団 特別公演」を開催。
ハンガリーから来日した合唱団と、佼成少年少女合唱団が共演。
テレビ朝日福祉文化事業団、朝日放送株式会社主催 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」公演。
「目の不自由な方へ合いの手を」チャリティー・キャンペーンの一環として開催された。
普門館の運営を行う「文化課」が「佼成文化協会」へ名称変更
昭和60年
1985
朝日新聞社主催(後援 日本航空)「アフリカ飢餓救援コンサート『アフリカ・セッション』」を開催。
24日はオーティス・クレイ(Otis・Clay)、スーパー・キーボード・セッション。USAリリーフバンドが出演。
よく25日には日本を代表するフュージョンバンド、カシオペアがステージを飾った。
佼成文化協会主催「プラハ少年少女合唱団」公演。
プラハ少年少女合唱団(一行三十八名)、佼成少年少女合唱団(五十名)出演。
終演後、普門館地下大食堂において両合唱団の交流会(ゲームやプレゼント交換など)を実施。
「歌謡ショー『春日八郎とともに』」を開催。
春日八郎、大津美子そして内田あかりの3名が出演。
昭和61年
1986
難民を助ける会、じゃがいもの会主催「アフリカの子供に水とミルクを!じゃがいもの会応援歌'86」を開催。
ステージには森進一をはじめとする5名の歌手が出演し、司会は黒柳徹子が務めた。
公演中、井戸掘り師としてアフリカ・ザンビアなどでボランティア活動を続ける近藤晴次さん(立正佼成会木更津教会所属)が登壇。黒柳徹子とのトークを通じて、現地での過酷な体験や命の水の尊さを語り、アフリカ支援の現状を訴えた。
昭和62年
1987
佼成文化協会主催(後援 朝日新聞社厚生文化事業団)「マンハッタン・トランスファー・チャリティー公演」を開催。
じゃがいもの会、難民を助ける会主催「じゃがいもの会 応援歌’87」を開催。
本公演には、皇太子昭仁殿下、美智子妃殿下(上皇・上皇后両陛下)がご臨席され、庭野開祖も同席した。
ステージには、韓国の歌手チョー・チャンビル氏をはじめ、森進一氏が主宰する「じゃがいもの会」のメンバー7人と海外派遣ボランティアらが集結。
昭和63年
1988
「日英交歓合同演奏会」を開催。
平成元年
1989
立正佼成会主催(儀式行事課、団参課、普門行事課)「三波春夫 歌謡ショー」を開催。
「'89テンプルトン賞記念講演会」を開催。
「宗教界のノーベル賞」と称されるテンプルトン賞記念講演会が、英国外では世界で初めて普門館で開催されました。庭野日敬開祖や福田赳夫元首相らが見守る中、西ドイツのヴァイツゼッカー博士らが登壇し、国内外から約3,500名の聴衆が集結。国境や専門分野を超え、人類の精神性と平和を語り合う歴史的な一日となりました。