ところが先ほど妙佼先生のあのお言葉を聞いて、私ハッと思ったのですが、それは──皆さんがせっかく信仰するんだから、しあわせになってもらわなければならない。そのためには、私を手本にしなさい。しかし、手本にしろというと、私がさも偉そうに聞えるかもしれませんが、そうではなくて、私は何にも分らない人間だけれども、仏教というものを教えてもらって、そのとおりに修行をしたことによって、私はこうなっておるのでございます。皆さんが信仰して、しあわせになるのには、仏さまの教えというものをちゃんと実行することが第一なんだと──こういうふうに、先生がちゃんと言っております。
その点、どうもあの宗教、この宗教と、国際宗教ということですから、いろいろな宗教が混っておりますが、どうもその点がぴしっといかんわけですね。ですから、宗教はたくさんあって、立派な人は大ぜいいるんですけれども、なかなかこの……何といいますか、ピーンとこう筋の通ったところがないという気がするわけであります。