皆さま、本日は盂蘭盆会を迎えさせていただきましてまことにおめでとう存じます。私どもは大変幸せな境涯をいただいて盂蘭盆会をいただいておりますが、伊豆半島では大変な災害をこうむって、それも一年でなくて三年も続けてのことだという報道を伺いますと、自分の置かれているこのありがたさ──これはどこへ行くかわからないことでありますが、災難というようなものは忘れたころにまたあらわれるといわれます。そういう方々もいらっしゃるので、そういう方々のことを考えますと何か申しわけないような気もいたしますが、私どもはお互いさまにこうして、どんな問題が起きても、それをちゃんと正しく受けとめることができて、そして何か事のあるたびごとに深く信心というもののありがたさをかみしめられるということは、信仰に入って精進をしてみた経験のある人でなければわからないわけでございます。