仏教者のことば2
二種の衆生あり。来りて菩薩に向かい、一は恭敬供養(くぎょうくよう)し、二は瞋(いか)り罵(ののし)り打ち害す。そのとき菩薩はその心よく忍び、敬養(けいよう)の衆生を愛せず、加悪の衆生を瞋らず。
ナーガールジュナ・インド(…仏教者のことば3
径寸十枚、是れ国宝に非ず、一隅を照らす、此れ即ち国宝なり。
伝教大師最澄・日本(山家学生式)仏教者のことば4
苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思い合わせ南無妙法蓮華経とうちとなえいさせ給え。これあに自受法楽にあらずや
日蓮聖人・日本(四条金吾殿御返事)仏教者のことば5
仏は常に在(いま)せども、現(うつつ)ならぬぞあわれなる
人の音せぬ暁に 仄(ほの)かに夢に見えたもう。
作者不詳・日本(梁塵秘抄巻ニ)