衆生病めばすなわち菩薩も病む。 （維摩経・文殊菩薩問疾品）

我身命（しんみょう）を愛せず 但（ただ）無上道を惜しむ （法華経・勧持品

穀食を得んと欲せばまさに耕種を行うべし。 　大富を得んと欲せばまさに布施を行うべし。 　長命を得んと欲せばまさに大慈を行うべし。 　智慧を得んと欲せばまさに学問を行うべし。 （法句譬喩経第一）

是の人は少欲知足にして能く普賢の行を修せん （法華経・普賢菩薩勧発品）

観音妙智の力　能く世間の苦を救う （法華経・観世音菩薩普門品）

一切衆生悉（ことごと）く仏性有り （大般涅槃経・迦葉菩薩品）

世尊智見を得たまえる時、此の世間に於て、梵宮も、天も、人も、沙門も、およびバラモンも、世みな大いに明かなり。……其の間の所有の一切衆生、おのおの相見、おのおの相知り、おのおの語るらく「この所に、またまた衆生あるか。この所に、…

仏種は縁に従（よ）って起る （法華経・方便品）

行道者は食を貪らず （修行道地経　巻三）

観世音浄聖は　苦悩死厄に於て　能く為に依怙と作（な）れり （法華経・観世音菩薩普門品）

転輪聖王の判断とは、無益の事を除き、有益の事に向かわせることである。 （根本説一切有部毘奈耶薬事第十五）

未だ自ら度すること能わざれども、巳に能く彼を度せん （無量義経・十功徳品）

仏陀は「もろもろの草木も生きものであり、魂を持っている」と説きたもうた。ゆえにわれらはそれを切ることはできない。 （大荘厳経論巻三）

そなたがまさしく見たように 小さな種子から大樹が生ずる わたしもまさしく見ているのだ 小さな行為から大きな報いが生ずることを （根本説一切有部毘奈耶薬事第八）

忍辱の地に住し、柔和善順にして卒暴ならず、心また驚かず （法華経・安楽行品）

衆生の恩とは、すなわち無始よりこのかた一切衆生五道に輪転して百千劫を経（へ）、多生中に於て互いに父母となる。互いに父母となるをもってのゆえに、一切の男子はすなわちこれ慈父にして、一切の女人はこれ悲母なり。 （心地観経・巻２）

この国の人びとは、みなすぐれた人ばかりである。 （旧雑譬喩経下）

忍辱はこれ菩薩の浄土なり。 （維摩経・仏国品）

仏世尊は種種の因縁もて殺生を呵責（かしゃく）したまい、離殺を賛歎したもう。乃至蛾子（ぎし）をも尚ことさらに奪命すべからず。いかに況んや人をや。 （十誦律巻四十五）

我未だ道を得ざる時、功徳なき時には、諸の衆生等我と共に語らず、況や復た供養せんや。是の故に当に知るべし、功徳を供養して我を供養せざるを。 （大荘厳経論　巻十五）