人間に生まれた功徳、法華経に遇いえた功徳、その功徳に報恩感謝する心で世界の平和を実現
今月はまた、ソ連の方から私に来てくれと言うんです。 (拍手)
これもですね。アメリカの前のカーター大統領には、どうしても会いたいなどと無理を言って会見した。ところが、ソ連の方は共産主義だからというようなこともあって、どうしても疎遠になっておった。まあ、ソ連の宗教者の方は、どちらかというとロシア正教が多いんですが、例の1970年の第一回世界宗教者平和会議にぜひ参加して下さいと、お誘いしたら出席して下さった。そのおかげで、京都会議には共産主義国の人も入っていたということで、世間からですね、たいへんに大きな評価を頂いたわけです。また、同じ共産主義国の中国の方は、その後ですね、私が7年がかりで一生懸命にお誘いをして、第三回目のプリンストン会議から出て下さるようになった。まあ、共産主義国の宗教者の方々が世界の会議に出てこられるようになるのには、その因縁が熟すまでには、我々のように自由主義国にいる人にはとても理解できないようなご苦労がある。
共産主義の国々は、国の政策というものが非常に厳しい。海外へ行きたくてもなかなか自由に行くというわけにはいかない。中国もそういうことだったんですが、私が7年間もいろいろなことを言って、何回もお誘いさせて頂いておりましたら、中国政府の要人の方々が、「おまえは、随分と辛抱強く、どうしても中国の宗教者を世界の舞台に出してくれるように言ってきてくれたが、いったいどういう訳なんだか、来てよく説明をしろ」ということになりまして、説明を申し上げた。「いやあ、それじゃあ、プリンストンには代表団を送ろう」と、中国政府の方ではたいへんに快く承知をして下さった。それ以降、中国政府の宗教政策は大きく転換いたしまして、WCRPにもたいへんな理解を示して下さるようになったのであります。
みなさんご承知のように、広島と長崎にたった1発づつ落としただけで20万とか30万とかいう人が亡くなった。戦争が終って37年もたった今日でも、まだ毎年2000人もの方が核の後遺症でお亡くなりになられると伺っております。特に今年は2500人も亡くなられたと伺っております。
ところが、そういう物騒なものが当時の30万倍もできているというのです。一番たくさん核兵器を持っているのがソ連とアメリカであります。ですから、世界を核戦争にさせないためには、まずソ連とアメリカの指導者に会って、世界人類のために、どうかこういう物騒なものを使わないで頂きたいという、世界の宗教者の願いをお伝えに行きたいと私は思っているのであります。 (拍手)
7年間通ったおかげで、中国はWCRPの方にもおいで頂けるようになりました。今年の5月には、中国政府の方から「君たちWCRPの、世界平和に対する意見を聞かせてくれ」と中国政府がWCRPの幹部を招待して下さった。