【機関紙誌】
仏陀は「もろもろの草木も生きものであり、魂を持っている」と説きたもうた。ゆえにわれらはそれを切ることはできない。 (大荘厳経論巻三)
そなたがまさしく見たように 小さな種子から大樹が生ずる わたしもまさしく見ているのだ 小さな行為から大きな報いが生ずることを (根本説一切有部毘奈耶薬事第八)
この国の人びとは、みなすぐれた人ばかりである。 (旧雑譬喩経下)
汝もし念ずることあたわずば、まさに無量寿仏と称すべし (仏説観無量寿経)
我身命(しんみょう)を愛せず 但(ただ)無上道を惜しむ (法華経・勧持品
一にはその意を制す。二にはもろもろの悪事の心中に入るを許さず。三には心中に悪事あらば即ち之を出して諸善を求む。四には心中に善あらば制持して放たざるなり。 (那先比丘経 巻上)
善い努力は事の起こる前になすことである。後からなしてもその人を益することがない。 (那先比丘経 巻中)
行道者は食を貪らず (修行道地経 巻三)
世はみな無常にして会わば必ず離るることあり。憂を懐(いだ)くことなかれ。世相是の如し。当に勤めて精進して早く解脱を求め、智慧の明を以て諸の痴闇を滅すべし。 (仏垂般涅槃略説教誡経)
仏世尊は種種の因縁もて殺生を呵責(かしゃく)したまい、離殺を賛歎したもう。乃至蛾子(ぎし)をも尚ことさらに奪命すべからず。いかに況んや人をや。 (十誦律巻四十五)
我未だ道を得ざる時、功徳なき時には、諸の衆生等我と共に語らず、況や復た供養せんや。是の故に当に知るべし、功徳を供養して我を供養せざるを。 (大荘厳経論 巻十五)
倶会一処(くえいっしょ) (仏説阿弥陀経)
他に隷属(れいぞく)するはすべて苦なり。自在の主権は楽し。 (小部経典・譬喩経)
汝らもし勤め励むならば、事として難きものなし。小(わず)かな水も常に流るればよく石を穿(うが)つがごとし。 (仏垂般涅槃略説教誡経)
己れに勝る有るを見るも嫉妬を生ぜず。己れ他に勝るを見るも驕慢を生ぜず。 (優婆塞戒経巻三)
善男子よ、もろもろの善知識に親近(しんごん)し供養するは是れ一切智を具する最初の因縁なり。このゆえに、此に於て疲厭(ひえん)を生ずるなかれ。 (華厳経・入法界品39・3)
衆生病めばすなわち菩薩も病む。 (維摩経・文殊菩薩問疾品)
衆生の恩とは、すなわち無始よりこのかた一切衆生五道に輪転して百千劫を経(へ)、多生中に於て互いに父母となる。互いに父母となるをもってのゆえに、一切の男子はすなわちこれ慈父にして、一切の女人はこれ悲母なり。 (心地観経・巻2)