経典のことば21
雑(ぞう)毒薬をもって太鼓に塗り、大衆の中においてこれを撃ちて声を発(おこ)さしむるがごとし。聞かんと欲する心無しといえども、これを聞けばみな死す。 (大般涅槃経・如来性品)
1 ...経典のことば(21) 立正佼成会会長 庭野日敬 雑(ぞう)毒薬をもって太鼓に塗り、大衆の中においてこれを撃ちて声を発(おこ)さしむるがごとし。聞かんと欲する心無しといえども、これを聞けばみな死す。 (大般涅槃経・如来性品) 潜在意識は忘れない…経典のことば22
もろもろの苦悩を脱せんと欲すれば、まさに知足を観ずべし。知足の法はすなわちこれ富楽(ふぎょう)安穏(あんのん)の処なり。足るを知る人は地上に臥(ふ)すといえどもなお安楽なりとす。 (遺教経)
1 ...経典のことば(22) 立正佼成会会長 庭野日敬 もろもろの苦悩を脱せんと欲すれば、まさに知足を観ずべし。知足の法はすなわちこれ富楽(ふぎょう)安穏(あんのん)の処なり。足るを知る人は地上に臥(ふ)すといえどもなお安楽なりとす。 (遺教経) 「…経典のことば24
若し俗間の経書・治世の語言・資生の業等を説かんも、皆正法に順ぜん。 (法華経・法師功徳品)
1 ...経典のことば(24) 立正佼成会会長 庭野日敬 若し俗間の経書・治世の語言・資生の業等を説かんも、皆正法に順ぜん。 (法華経・法師功徳品) 形而上は形而下に通ず 新しく生まれた電信電話会社の社長・真藤恒さんは、電電公社総裁時代から、…経典のことば25
もろもろの飲食(おんじき)を受くることはまさに薬を服(の)むが如くすべし。好きに於ても悪しきに於ても増減を生ずることなかれ。わずかに身を支うるを得て以て飢渇を除け。蜂の花を取るにただその味のみを取って色香を損ぜざるが如し。 (遺教経)
1 ...経典のことば(25) 立正佼成会会長 庭野日敬 もろもろの飲食(おんじき)を受くることはまさに薬を服(の)むが如くすべし。好きに於ても悪しきに於ても増減を生ずることなかれ。わずかに身を支うるを得て以て飢渇を除け。…経典のことば26
美しく飾り立てた王の馬車も朽ちてしまう。 人のからだも同じように老いてしまう。 しかし聖者の説いた法のみは朽ちない。 心ある人が互いに心ある人に伝えるからである。 (法句経151)
1 ...経典のことば(26) 立正佼成会会長 庭野日敬 美しく飾り立てた王の馬車も朽ちてしまう。 人のからだも同じように老いてしまう。 しかし聖者の説いた法のみは朽ちない。 心ある人が互いに心ある人に伝えるからである。 (法句経151)…経典のことば27
衆生の類(たぐい)是れ菩薩の仏土なり。 (維摩経・仏国品)
1 ...経典のことば(27) 立正佼成会会長 庭野日敬 衆生の類(たぐい)是れ菩薩の仏土なり。 (維摩経・仏国品) 浄土は現実社会にある お釈迦さまが、ビシャリ国においでになったときのことです。…経典のことば32
右足を放せ。左足を放せ。右手を放せ。左手を放せ。 (阿育王経)
1 ...経典のことば(32) 立正佼成会会長 庭野日敬 右足を放せ。左足を放せ。右手を放せ。左手を放せ。 (阿育王経) 絶体絶命にどう処する 南インドに一人の出家修行者が住んでいました。修行者とはいえ、自分の身を愛することにすこぶる熱心でした。…経典のことば33
四大の寒熱まさに医薬を須(もち)うべし。衆邪の悪鬼まさに経戒を須うべし。 (法句譬喩経第一)
1 ...経典のことば(33) 立正佼成会会長 庭野日敬 四大の寒熱まさに医薬を須(もち)うべし。衆邪の悪鬼まさに経戒を須うべし。 (法句譬喩経第一) 唯心に偏した思想の弊 舎衛国にコウセという長者がありました。まだ仏道に触れたことがなく、…経典のことば34
穀食を得んと欲せばまさに耕種を行うべし。 大富を得んと欲せばまさに布施を行うべし。 長命を得んと欲せばまさに大慈を行うべし。 智慧を得んと欲せばまさに学問を行うべし。 (法句譬喩経第一)
1 ...経典のことば(34) 立正佼成会会長 庭野日敬 穀食を得んと欲せばまさに耕種を行うべし。 大富を得んと欲せばまさに布施を行うべし。 長命を得んと欲せばまさに大慈を行うべし。 智慧を得んと欲せばまさに学問を行うべし。 (法句譬喩経第一)…経典のことば35
阿難よ、あの羊飼いは、草の傘をもって仏を暑さから覆うた。その功徳によって十三劫(こう)のあいだ天のよき所に生まれ、自然に七宝の傘をもって覆われるであろう。 (菩薩本行経・上)
1 ...経典のことば(35) 立正佼成会会長 庭野日敬 阿難よ、あの羊飼いは、草の傘をもって仏を暑さから覆うた。その功徳によって十三劫(こう)のあいだ天のよき所に生まれ、自然に七宝の傘をもって覆われるであろう。 (菩薩本行経・上) 微笑された世尊 …経典のことば36
愚人に交わるは 臭き物に近づくが如し 次第に迷いて非を習い 自ら覚えずして悪をなす 賢者に近づくは 薫香に染むが如し 自然に智を進め善を習い 清浄の行をなす (法句譬喩品第一)
1 ...経典のことば(36) 立正佼成会会長 庭野日敬 愚人に交わるは 臭き物に近づくが如し 次第に迷いて非を習い 自ら覚えずして悪をなす 賢者に近づくは 薫香に染むが如し 自然に智を進め善を習い 清浄の行をなす (法句譬喩品第一)…経典のことば37
大毒蛇なり阿難。 悪毒蛇なり世尊。 (大荘厳経論・巻六)
1 ...経典のことば(37) 立正佼成会会長 庭野日敬 大毒蛇なり阿難。 悪毒蛇なり世尊。 (大荘厳経論・巻六) あぶく銭を得た農夫 あるとき、お釈迦さまが阿難を連れて、舎衛国の農村を歩いておられました。 …経典のことば38
麤(そ)者は麤事に悟り細者は細事に解(げ)す (大荘厳経論・巻六)
1 ...経典のことば(38) 立正佼成会会長 庭野日敬 麤(そ)者は麤事に悟り細者は細事に解(げ)す (大荘厳経論・巻六) 三帰依だけで助かった 今回はひとつ笑い話をしましょう。 むかし、ある所に一人の修行者が住んでいました。…経典のことば39
転輪聖王の判断とは、無益の事を除き、有益の事に向かわせることである。 (根本説一切有部毘奈耶薬事第十五)
1 ...経典のことば(39) 立正佼成会会長 庭野日敬 転輪聖王の判断とは、無益の事を除き、有益の事に向かわせることである。 (根本説一切有部毘奈耶薬事第十五) 二人の農夫のけんか お釈迦さまが、前世の物語を縁として説かれた教えです。 「…経典のことば40
仏陀は「もろもろの草木も生きものであり、魂を持っている」と説きたもうた。ゆえにわれらはそれを切ることはできない。 (大荘厳経論巻三)
1 ...経典のことば(40) 立正佼成会会長 庭野日敬 仏陀は「もろもろの草木も生きものであり、魂を持っている」と説きたもうた。ゆえにわれらはそれを切ることはできない。 (大荘厳経論巻三) 草で縛られた比丘たち …