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8
... 中国という国は、原則というものを非常に大事になされるんですね。ですから、すでに決められたこと(宗教は阿片であるということ)など、とても変えることはできないはずなんですが、そこは革命からまだ日の浅い中国ですから、一度WCRPに参加しただけでそのような刑法が新たに定められまして、そしてまた今年の5月にまいりましたら「信教の自由」…
9
... 初め人間は一人だった 私共一行を、最初から最後まで側にいていろいろと面倒みて下さった方、この方はクレミントという名前の司教さんだったんですが、この方が、ロシア正教のバイブルの一節を教えてくれた。どの宗教も同じようなことになるもんだなあと思ったんですが、「初め、人間は一人であった」と。これは宇宙の成り立ちを教えてるんですが、初めは一人であった。…
10
... 小遣いを頂く もう一つ驚かされたことは、ソ連に着きまして一夜明けていよいよ出発するということで玄関にまいりましたら、例のクレミント司教さんが私共に絵葉書きくらいの紙包みを下さった。開けてみましたら、何と中にお金が入ってるんです。そして、「これから一週間ソ連にいるうちに、ソ連の通貨でないと買えない場所もある。だからこのお金を使って下さい」…
11
... 何年も念じていたソ連行き ソ連に行って世界平和を訴えてきたいということ、これは何年も前から念じ続けていたことでしたが、今年やっとそれが実現した。まあ、行く前からソ連に行ったら政治家に世界平和を訴えるんだなんて、行かないうちから私はいい加減なことを申し上げていたんですが、しかし、私はどうしてもソ連に行きたいと、こう思っていたんです。 …
12
... 仏教は国境や人種を超えて 私が第一回目の国連軍縮特別総会で話したこと、そして第二回目で話したこと、これもソ連では「あなたの演説は実にすばらしかった」と言っておられましたので、私が言いたかったことは十分に分かっておられるようでございます。 なにしろ今は情報化社会ですから、私がどこで何を言ったか、すぐに世界中に伝わってしまうんですね。まあ、…
1
... 八月十五日の意義をかみしめる 皆さま、本日はようこそご参拝下さいました。月日の経つのは早いものであります。九紫火星のすばらしい年を迎えたと言っておりましたら、もうお盆ということになりました。 今日はもう八月の十五日、終戦記念日でありますが、私共はこの日を終戦記念日と言いたいところなんですが、本当は敗戦記念日なんだそうでございます。まあ、…
2
... 戦争でたいへんな迷惑をおかけした中国や韓国などとも平和的に戦争処理ができて、今では開発のためにお手伝いもさせて頂けるような境遇の日本にならせて頂いた。そういうことで、たいへんに順調にやってきたわけでありますが、ここに来て歴史教科書問題などというのが出てきた。これは、神さま仏さまの、「あの終戦の日に返ってよく反省し直しなさい」…
3
... 法華経を説くべき時は来ている 私共は、現在こうして苦労なく法華経を読誦し解説し、また書写させて頂ける。ご法をいくら説いても誰からも文句を言われない。それどころか、一生懸命で精進すると周りの方々はみな讃嘆して下さる。そういう有り難い時代に私共は生まれ合わさせて頂いているわけであります。 七百年前、日蓮聖人は法華経を説いて島流しに、…
4
... 子供たちに自分の体験してきた苦労を話しても分かるものではないだろうと思っておりましたら、次男の方が中国残留孤児の肉親探しのテレビを見ておりまして、ジッと動かずに見ていて、涙をこぼされた。そして、お母さんに向かって「自分もこの人たちと同じ運命をたどるところだった。お母さんのおかげで、こういう肉親探しをしないで済んだ。…
5
... 導いてこそ法華経の真意は分かる 私は、いつも皆さんに導きの親になって下さいと申し上げる。なぜそう言うのかというと、導きの親になるとその人の信仰が充実する。入会しても、導きをしないで首に縄をつけて引っ張られるようにして、本部に参拝に来ていたんでは意味がないのであります。喜んで、自分が先頭に立って「あなたも行きましょう」と、…
6
... 随喜更随縁 先般、京都でWCRPの常任委員会がありまして、京都に行ってまいりました。一日早くまいりまして、比叡山の麓の坂本にお住まいの山田恵諦猊下をお訪ねいたしました。そうしますと、猊下は私と家内にということで一対の扇子を下さった。私が頂きましたのには、中国の趙樸初先生の「随喜更随縁」という五文字が書いてありました。 今年、…
7
... 先程、明るい社会づくり運動全国協議会の幹事をなされております田無教会所属の石山さんが説法なされましたが、石山さんは過去には「宗教は阿片だ」という共産主義思想を持っておられた。その方があのように一変して法華経に帰依なされた。これも随縁であります。過去世において仏さまにお会いしてご指導を頂いたという因縁、そういう種子が今世実を結んでいるわけなんです。 …
1
... 平和憲法で生まれ変わった日本 皆さま、本日はようこそご参拝くださいました。 月日の経つのは早いもので、九紫火星のことしも、はや八月十五日、終戦記念日を迎えました。 本当は敗戦記念日と言ったほうが正しいのですが、それではあまりに名誉が傷ついてつらい、ということで、終戦記念日と名づけたわけです。 この終戦を機会に、平和憲法を受けいれて、…
2
... 「随喜更隨縁」ということ 思えば、あの一面の焼け野原で終戦の詔勅を拝聴してから三十七年、この平和憲法を基盤に、日本人の優秀性、勤勉性というものが、極めて短期間に見事な復興をなし遂げ、今や〝こんなに幸せでいいのか〟という状態にまでなったのです。 それなのに、お互いの信頼も築かれ、開発のお手伝いもさせてもらおうという最も親しい中国、韓国から、今…
3
... 先日、京都でWCRPの常任委員会が開かれた前日、比叡山の坂本にお住まいの山田恵諦猊下をお訪ねしたところ、家内と私のために、一対の扇子をわざわざ作っていてくださいました。 そして、それには「随喜更隨縁」という五文字が書かれていました。これは、中国の趙樸初先生の詩の中の言葉です。 これについて山田猊下から伺ったところによると、今度、中国の天台山に、…
4
... 〝親〟になって初めて信仰が充実 佼成会の今日の発展は、在家の信者さん一人一人が、若者は若い仲間を、年寄りは年寄りの仲間を、一人ずつサンガに導いていくという活動によるもので、そこには一貫して、久遠実成の本仏さまがお説きくださった、妙法蓮華経の精神が伝わっています。 私がいつも「お導きをして親になってください」と言うのは、親になって初めて、…
5
... この方の偉いところは、子供さんに対して、自分が頑張ったから、お前たちの今日があるなどと、一遍も言ったことがない。それどころか、小さい子に苦労させてすまなかったと、お詫びしてきたということです。だから子供たちは何も知らないと思っていたら、中国の孤児の方たちの親捜しの様子をテレビで見ていた次男さんが、涙をこぼして「私もこの人たちと同じ運命になるところを、…
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