仏教者のことば36
実際の体験ある人の書はみな読むに価いする。いわんや実際の体験による信仰を述べたものはなおさらのことである。 清沢満之・日本(近代の仏教者)
1 ...仏教者のことば(36) 立正佼成会会長 庭野日敬 実際の体験ある人の書はみな読むに価いする。いわんや実際の体験による信仰を述べたものはなおさらのことである。 清沢満之・日本(近代の仏教者) 今親鸞と呼ばれた人 清沢満之(まんし)師は明治時代に「今親鸞」と呼ばれたほど強い信念と実践に生きた素晴らしい仏教者でありました。 …仏教者のことば38
広大な宇宙と矮少(わいしょう)な自分とは、同じ一つの道、地続きだということを体得するがよい。 沢木興道・日本(禅とは何か)
1 ...仏教者のことば(38) 立正佼成会会長 庭野日敬 広大な宇宙と矮少(わいしょう)な自分とは、同じ一つの道、地続きだということを体得するがよい。 沢木興道・日本(禅とは何か) 宇宙と自分は地続き 沢木興道老師は、一生のあいだ寺も持たず、妻もめとらず、「宿なし興道」と自称していた。現代には珍しい古心の禅者でした。しかも、その講話は、…仏教者のことば39
弥陀の五劫思惟(ごこうしゆい)の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり。 親鸞上人・日本(歎異抄)
1 ...仏教者のことば(39) 立正佼成会会長 庭野日敬 弥陀の五劫思惟(ごこうしゆい)の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり。 親鸞上人・日本(歎異抄) 仏さまと膝をつき合わす 阿弥陀如来は、前世に法蔵菩薩として修行しておられる時代に、五劫という長い年月をかけて、…仏教者のことば41
大いなるものにいだかれあることをけさふく風のすずしさにしる 山田無文・日本(手を合わせる)
1 ...仏教者のことば(41) 立正佼成会会長 庭野日敬 大いなるものにいだかれあることをけさふく風のすずしさにしる 山田無文・日本(手を合わせる) 生きよという大きな力 前に、山田無文老師が青年時代に河口慧海師の講義を聞いて菩提心を起こされた話を書きましたが、山田青年は決意すると矢も盾もたまらず、慧海師に出家入門の嘆願書を出しました。…