世界の混乱の元は軍拡競争にある
ニューヨークに行きましたら、WCRPの事務総長をして下さっているホーマー・ジャックさんがこう言うんですよ。私は、テンプルトン賞で頂いたお金は、そっくり世界宗教者平和会議の方に寄附させて頂いたんですが、アメリカは今、なにしろ15パーセントという高金利なんですね。だから利息だけでもたいへんなものになるらしいんです。それをぜひ使わしてほしいと言うんです。ですから、「利子だけは使ってもいいよ」と言ってきた。
1割5分というと、これは質屋の利子ですよ。 (笑) 質屋の……。皆さん方は、質屋に行ったことがないから笑っている。 (笑)
けれども、質屋に行く人の身になったら、それはたいへんですよ。
私は7年間質屋に通ったから質屋通いの名人なんだ。 (笑) 質入れしても、要は必要なものを質入れしているんですから、またその物を出さなくちゃあならない。お金をそえて……。一回出してまた入れるんですから、一ヵ月のうちに二回も取られるわけです。1割5分も……。 (笑) 質屋の利子というのはそういうものなんですよ。ですから、質屋に入れたらとても助からない。質入れしてまた出すと、二度取られる。月に3割の利息を取られるんですから、まあ助からない。
それと同じような利息が、今のアメリカの金利なんですから、ずいぶんレーガンさんという人も恐しい人ですね。その高金利に歯止めをかけようということでフランスのベルサイユ宮殿に偉い人たちが集まってサミットを開いたんですが、歯止めがかからなかった。ヨーロッパの方では、とにかく利子が高くて困る。金利のためにいろいろと不都合が起こっている。レーガンさんもそのことは知っている。知っていて、レーガンさんは高金利政策を今までやめようとしなかった。そこでサミットでレーガンさんにやめるように言ったんですが、下げようというところまではいかなかった。まことに残念なことだと思うんです。
アメリカは、スペースシャトルというようなものを宇宙に飛ばして成功した。ところが、あれもやはり軍事が目的だというんです。宇宙から敵国をやっつけようと、そういうネライを持ったものだというんですよ。そのことを聞いて、私はまた腹が立ってしようがない。これはまた、レーガンさんのところに行って、文句言ってこなくちゃならんと思ってるんです。本当に。 (拍手) まあ、アメリカはそういう無駄なことに金を使うから不景気なんですよ。