Founder's Dharma Guidance Text "Shojin", July 1982, Memorial Day of Bodhisattva Treasury of Emptiness

  •    世界平和は会長の道楽ではない

     皆さま、本日はようこそご参拝下さいました。今回の国連軍縮特別総会は、前回から4年あったわけでありますが、前回と違いまして、軍縮に対する人々の認識がたいへんに深まったように思いました。前回の国連軍縮特別総会の時には、私が世界宗教者平和会議を代表して講演をさせて頂いた。その時の国連の空気と今回の国連の空気とでは、だいぶ変わってきたようであります。
     今回の国連軍縮特別総会では、たいへん広汎の人が、戦争するということの愚しさ、軍備を拡張して経済を困難にしているという愚さ。こういう点についてようやく少し分かってきたようでございます。私は、そのことがたいへんに嬉しゅうございました。いよいよ分かってきたなあ……と。
     その意味におきまして、法華経の中で仏さまは、「人類悉くは我が子である」と説かれておられる。「三界は皆是れ我が有なり、其の中の衆生は悉く是れ我が子なり」と説かれております。戦争するとか、搾取するとか、どこかの国を経済封鎖するとか、そんなことはお経の中には書いてございません。
     すべて、そのものそのものの因縁を、本当に生かしていくようにと法門は説かれているのであります。
     昨晩はゆっくりと信解品を読ませて頂きました。あの中で説かれている長者窮児のたとえでありますが、長者の方にはたくさんの財宝がある。そして、窮児に対して早く親子の名告りをして宝を渡したい。ところが、肝心の窮児の方はいっこうに「自分は長者の子である」と気づかないで、「自分は貧乏人の子だ、窮児だ」と、こう思っている。ということは、仏の本願というものに対する認識が不足しているんですね。仏さまの願いというものがどういうものであるか知らない。その愚しさ……。仏さまの方ではジリジリしておられる。まあ、仏さまですから、われわれのようにジリジリはしてないかもしれませんが……。しかし、何としても分かってほしいというご本仏さまの大慈大悲。これは信解品を拝読するたびに、もう、深く肝に銘ずるところであります。
     私共は、だいぶ大きな誓願を立てているように思いますが、信解品を読んでみますると、ご本仏さまから見ると、私共には願いがない。願いは持っておらない。そのことを、仏さまはたいへんに嘆いておられる。

  •    世界平和は会長の道楽ではない

     皆さま、本日はようこそご参拝下さいました。今回の国連軍縮特別総会は、前回から4年あったわけでありますが、前回と違いまして、軍縮に対する人々の認識がたいへんに深まったように思いました。前回の国連軍縮特別総会の時には、私が世界宗教者平和会議を代表して講演をさせて頂いた。その時の国連の空気と今回の国連の空気とでは、だいぶ変わってきたようであります。
     今回の国連軍縮特別総会では、たいへん広汎の人が、戦争するということの愚しさ、軍備を拡張して経済を困難にしているという愚さ。こういう点についてようやく少し分かってきたようでございます。私は、そのことがたいへんに嬉しゅうございました。いよいよ分かってきたなあ……と。
     その意味におきまして、法華経の中で仏さまは、「人類悉くは我が子である」と説かれておられる。「三界は皆是れ我が有なり、其の中の衆生は悉く是れ我が子なり」と説かれております。戦争するとか、搾取するとか、どこかの国を経済封鎖するとか、そんなことはお経の中には書いてございません。
     すべて、そのものそのものの因縁を、本当に生かしていくようにと法門は説かれているのであります。
     昨晩はゆっくりと信解品を読ませて頂きました。あの中で説かれている長者窮児のたとえでありますが、長者の方にはたくさんの財宝がある。そして、窮児に対して早く親子の名告りをして宝を渡したい。ところが、肝心の窮児の方はいっこうに「自分は長者の子である」と気づかないで、「自分は貧乏人の子だ、窮児だ」と、こう思っている。ということは、仏の本願というものに対する認識が不足しているんですね。仏さまの願いというものがどういうものであるか知らない。その愚しさ……。仏さまの方ではジリジリしておられる。まあ、仏さまですから、われわれのようにジリジリはしてないかもしれませんが……。しかし、何としても分かってほしいというご本仏さまの大慈大悲。これは信解品を拝読するたびに、もう、深く肝に銘ずるところであります。
     私共は、だいぶ大きな誓願を立てているように思いますが、信解品を読んでみますると、ご本仏さまから見ると、私共には願いがない。願いは持っておらない。そのことを、仏さまはたいへんに嘆いておられる。

  •  先程、今度の総会に参加された人を代表して、3人の方がおのおの自分の感じたことを発表されましたが、青年たちはなかなかいいところをちゃんとつかんで帰ってきた。
     今度の総会には、たくさんの方が本会からも参加しましたが、若い人は若い人なりに、非常に鋭敏に世界の状態を、「百聞は一見にしかず」で、国連という場所に実際に行ってみて、「ああ、これは会長が道楽でやってるんではないんだな。やっぱり、世界平和というこの問題は、なるほど法華経の教義に則って、われわれ佼成会員が仏さまの直弟子として努力精進して実現しなければならないのだな」と、本当によくお分かりになってお帰りになったようでございます。今回の総会には、私共佼成会の代表だけでなく、日本の他の各教団の方々もお仲間に入って頂きまして、傍聴席がいっぱいになっておりました。
     傍聴席は、講演するところの、ちょうど正面の上の方にあったのですが、まあ、講演中は拍手をしてはいけないんだということで、講演する前にだいぶご注意を頂いた。特に日本は講演の最中に拍手する傾向があるというので……。そういうことで、みんな拍手しないようにと頑張ってた。 (笑)
     そして、各国代表の方々の座席は、その下の方にあった。ところが、その人たちの方が、私の講演を聞いて拍手しちゃったもんだから、上の方もつられてやっちゃった。 (笑)

  •  先程、今度の総会に参加された人を代表して、3人の方がおのおの自分の感じたことを発表されましたが、青年たちはなかなかいいところをちゃんとつかんで帰ってきた。
     今度の総会には、たくさんの方が本会からも参加しましたが、若い人は若い人なりに、非常に鋭敏に世界の状態を、「百聞は一見にしかず」で、国連という場所に実際に行ってみて、「ああ、これは会長が道楽でやってるんではないんだな。やっぱり、世界平和というこの問題は、なるほど法華経の教義に則って、われわれ佼成会員が仏さまの直弟子として努力精進して実現しなければならないのだな」と、本当によくお分かりになってお帰りになったようでございます。今回の総会には、私共佼成会の代表だけでなく、日本の他の各教団の方々もお仲間に入って頂きまして、傍聴席がいっぱいになっておりました。
     傍聴席は、講演するところの、ちょうど正面の上の方にあったのですが、まあ、講演中は拍手をしてはいけないんだということで、講演する前にだいぶご注意を頂いた。特に日本は講演の最中に拍手する傾向があるというので……。そういうことで、みんな拍手しないようにと頑張ってた。 (笑)
     そして、各国代表の方々の座席は、その下の方にあった。ところが、その人たちの方が、私の講演を聞いて拍手しちゃったもんだから、上の方もつられてやっちゃった。 (笑)

  •    平和への実践こそ

     平和論を吐く人、立派な平和論を述べる方はたくさんいらっしゃる。たくさんいらっしゃるけれども、まだ平和にならない。平和論を吐いて、立派な演説をしていて平和が来るのならば、もう、とっくに平和は来ているはずなんです。ところが、平和はなかなか来ない。ということは、話すだけで実践していないということなんですよ。平和論を実践してない……。
     そういう意味で、私はあえて今回、100万ドルの軍縮キャンペーン費用を出しましょうと……。これは、もちろん皆さん方の援助がなければとてもできないことなんですけれども。私には100万ドルなんて金はとてもありませんから。 (笑)
     金はないけれども、佼成会の人たちはたくさんいらっしゃる。そして、全員が仏の本願をこの地球上に成就しようという真心を持ってなさる。だから100万ドルぐらい何でもないだろうと、こう思って、もう、あの場でですね、喋ってしまった。 (笑・拍手)
     しかし、これは、向う1年間でということですから、まあ、ゆっくりとお布施を願いたいと思います。 (拍手)
     WCRPの事務総長のホーマー・ジャックさんは、本当は100万ドルでなく1000万ドル拠出しようと……。佼成会が100万ドル出してくれるならば、WCRPの方から世界の宗教者に連絡して、みんなで1000万ドルだそうじゃないかと。こういう話もしておりました。けれども私は、そのようなことではなく、他人さまに出すように言うのでなく、まず佼成会が自分のヘソにあてがってみて、佼成会のできることをやっていく。それは、国連の軍縮キャンペーン費用として100万ドルを出すことだろうと思いましたので、そのことを私は表明してきた。 (拍手) もし、もっと必要であるならば、世界各国から代表が山ほど来ているんですから、3万ドルでも5万ドルでもいいから、軍縮キャンペーンに出していく。そこにこそ意義があると思うんです。
     今、世界では1年間に軍備のために6000億ドルもの金を使って、それでピーピーしてる。その度合いのひどいのがアメリカとソ連なんですよ。この二つ国がつまらない意地を張って、見栄を張って、そして強がりを言ってる。ところが、国民はというと、「もう、戦争というようなバカなことに訴えてはならん」と。そういう考えの方がアメリカにもたくさんおります。私共の仲間である、アメリカのIARFの同士たちなどは、もう、京都会議の以前から核兵器の廃絶と軍縮を訴えなければならないと主張しておられた。
     そして、近代の聖者の中で、インドのガンジー翁ほど徹底した平和主義者はなかろう。そのガンジー翁の生誕が1968年に来る。だから、世界中の宗教者で生誕百年祭を開いて、ガンジー翁の無抵抗、無防備の考え方を体して世界の平和を実現しようじゃないかと。そもそもこういうような経緯でWCRPは始まったんですよ。

  •    平和への実践こそ

     平和論を吐く人、立派な平和論を述べる方はたくさんいらっしゃる。たくさんいらっしゃるけれども、まだ平和にならない。平和論を吐いて、立派な演説をしていて平和が来るのならば、もう、とっくに平和は来ているはずなんです。ところが、平和はなかなか来ない。ということは、話すだけで実践していないということなんですよ。平和論を実践してない……。
     そういう意味で、私はあえて今回、100万ドルの軍縮キャンペーン費用を出しましょうと……。これは、もちろん皆さん方の援助がなければとてもできないことなんですけれども。私には100万ドルなんて金はとてもありませんから。 (笑)
     金はないけれども、佼成会の人たちはたくさんいらっしゃる。そして、全員が仏の本願をこの地球上に成就しようという真心を持ってなさる。だから100万ドルぐらい何でもないだろうと、こう思って、もう、あの場でですね、喋ってしまった。 (笑・拍手)
     しかし、これは、向う1年間でということですから、まあ、ゆっくりとお布施を願いたいと思います。 (拍手)
     WCRPの事務総長のホーマー・ジャックさんは、本当は100万ドルでなく1000万ドル拠出しようと……。佼成会が100万ドル出してくれるならば、WCRPの方から世界の宗教者に連絡して、みんなで1000万ドルだそうじゃないかと。こういう話もしておりました。けれども私は、そのようなことではなく、他人さまに出すように言うのでなく、まず佼成会が自分のヘソにあてがってみて、佼成会のできることをやっていく。それは、国連の軍縮キャンペーン費用として100万ドルを出すことだろうと思いましたので、そのことを私は表明してきた。 (拍手) もし、もっと必要であるならば、世界各国から代表が山ほど来ているんですから、3万ドルでも5万ドルでもいいから、軍縮キャンペーンに出していく。そこにこそ意義があると思うんです。
     今、世界では1年間に軍備のために6000億ドルもの金を使って、それでピーピーしてる。その度合いのひどいのがアメリカとソ連なんですよ。この二つ国がつまらない意地を張って、見栄を張って、そして強がりを言ってる。ところが、国民はというと、「もう、戦争というようなバカなことに訴えてはならん」と。そういう考えの方がアメリカにもたくさんおります。私共の仲間である、アメリカのIARFの同士たちなどは、もう、京都会議の以前から核兵器の廃絶と軍縮を訴えなければならないと主張しておられた。
     そして、近代の聖者の中で、インドのガンジー翁ほど徹底した平和主義者はなかろう。そのガンジー翁の生誕が1968年に来る。だから、世界中の宗教者で生誕百年祭を開いて、ガンジー翁の無抵抗、無防備の考え方を体して世界の平和を実現しようじゃないかと。そもそもこういうような経緯でWCRPは始まったんですよ。

  •    徳川三百年の大平の源は

     インドのガンジー翁は無抵抗・無防備でインドの独立を勝ち取った。無抵抗・無防備で……。これと似た例として、日本の政治家の中で言うならば、まあ、徳川家康公ということになると思うんですね。昔から、徳川家康公はタヌキ親父だなんて言われてた。ところが、山岡荘八さんが小説「徳川家康」を書いた。
     山岡荘八という人は、その名のごとく陰陽に入ったすばらしい因縁の人だけに、もう歴史を調べに調べ抜いて、事実を追求し抜いて本当のことを書いた。ウソッぱちを書いたのでは、とても本は売れない。そうしたら徳川家康の評価がまるで変わってしまった。
     世界中を見回しても、300年も大平の世を維持し続けた政治家というのはいないんですよ。本当に……。日本の、あの戦国時代を一変して、大平の時代を300年も維持させた。こういう政治家は、徳川家康を除いては世界にいない。まあ、世界一の政治家であったと言ってもいいと思うんです。
     その大平の世は、どうして保てたのかと言いますと、家康公は天下を取ってから、毎日毎日「南無阿弥陀仏」を日記のように、今日は三百遍、今日は五百遍と書いておられた。それほど信心深い人だった。百遍の日もあれば三百遍の日もあったそうであります。多い日と少ない日とがあったそうですが、その日は何月何日だったとちゃんと書いていたそうであります。朝起きるというと暇さえあれば「南無阿弥陀仏」と書いていたというんですね。このように、徳川年の大平の世というものは、実は家康公の信仰心に源があったんですね。
     日本も、戦国時代の頃には、たくさんの殿さまがいたわけですから、日本各地で戦争という不幸が起きる。ところが、家康公は稲刈が終わり穫入れが終わらないと、戦を絶対にしかけなかった。また、どうしてもしなければならない時以外には戦はしなかった。戦をしても、とにかく田んぼの稲を踏んづけてダメにするようなことは絶対にしてはいかんと、そういうことだったそうであります。家康公は、冷静にそこまで気を配られていた……。

  •    徳川三百年の大平の源は

     インドのガンジー翁は無抵抗・無防備でインドの独立を勝ち取った。無抵抗・無防備で……。これと似た例として、日本の政治家の中で言うならば、まあ、徳川家康公ということになると思うんですね。昔から、徳川家康公はタヌキ親父だなんて言われてた。ところが、山岡荘八さんが小説「徳川家康」を書いた。
     山岡荘八という人は、その名のごとく陰陽に入ったすばらしい因縁の人だけに、もう歴史を調べに調べ抜いて、事実を追求し抜いて本当のことを書いた。ウソッぱちを書いたのでは、とても本は売れない。そうしたら徳川家康の評価がまるで変わってしまった。
     世界中を見回しても、300年も大平の世を維持し続けた政治家というのはいないんですよ。本当に……。日本の、あの戦国時代を一変して、大平の時代を300年も維持させた。こういう政治家は、徳川家康を除いては世界にいない。まあ、世界一の政治家であったと言ってもいいと思うんです。
     その大平の世は、どうして保てたのかと言いますと、家康公は天下を取ってから、毎日毎日「南無阿弥陀仏」を日記のように、今日は三百遍、今日は五百遍と書いておられた。それほど信心深い人だった。百遍の日もあれば三百遍の日もあったそうであります。多い日と少ない日とがあったそうですが、その日は何月何日だったとちゃんと書いていたそうであります。朝起きるというと暇さえあれば「南無阿弥陀仏」と書いていたというんですね。このように、徳川年の大平の世というものは、実は家康公の信仰心に源があったんですね。
     日本も、戦国時代の頃には、たくさんの殿さまがいたわけですから、日本各地で戦争という不幸が起きる。ところが、家康公は稲刈が終わり穫入れが終わらないと、戦を絶対にしかけなかった。また、どうしてもしなければならない時以外には戦はしなかった。戦をしても、とにかく田んぼの稲を踏んづけてダメにするようなことは絶対にしてはいかんと、そういうことだったそうであります。家康公は、冷静にそこまで気を配られていた……。

  •    菩提心さえ起こせば世界は宝の山

     まあ、最近はとんでもないことが起こってまいります。今日の新聞を見ておりましたら、東大名誉教授の斎藤先生ですか、あの方が自分のお孫さんに頭を殴られて亡くなった。そういうバカなことが起こったというんですね。
     まあ、人間の世の中ですから、いつどういう間違いが起きるか分からない。「気狂いと間違いは、江戸のまん中にもある」と、私の生まれた越後の方では昔から言っていた。まあ、ですから、東京のまん中でも気狂いと間違いはある。あの新聞を見ておりまして、子供の頃に親たちが言っていたことは本当なんだなあとそう思いましたね。江戸のまん中にも気狂いがいるんだなあと……。東京には気狂いはいないかと思っていると、そうでもない。どこにでも気狂いはいらっしゃる。 (笑) ですから、大いに気をつけなければならない。
     そういうことから言いましても、私共はどうしても仏の本願をこの地上に広めなければならない。どんな人の心の中にもある仏性、これを開現していく。これが仏教の、法華経の一番大切な点であります。仏性開現、そのために仏さまはいろいろと、方便を説いたり因縁説を説いたり、もう、ありとあらゆる方法で、こうしたら分かるか、あのように説いたら分かるかと、仏さまはくり返し説いておられる。五百弟子受記品には、衣裏繋珠の譬えが説かれておりますが、何も着物の裏に宝がくっつけてあるわけではない。あれは、誰の心の中にも仏性があるんだということを教えてくれているんですよ。そして、仏性があるというそのことに気がつけば乞食をしなくてもいい。もう、十分に食べていけるんだと……。日蓮聖人のご遺文ではありませんが、「十方は悉く宝土」なんですよ。
     もし、人類がみな法華経の気持ち、仏さまの御心のような大慈大悲の心になって、戦争のために使っているところの6000億ドルというような莫大な無駄金を、もしもそのまま人々の生活のために用いたならば、それこそこの世の中は本当に宝の山なんですよ。それこそまったくの宝の山で、全人類はゆったりとした気持ちでいけるんです。こんなことは、もう、とっくに調査でちゃんと分かっているんです。
     それなのに無駄な金を念出するのに苦労をしてる。増税したり巻き上げたり、いろいろしている。そんな愚かなことをくりかえしているのが人間であります。
     けれども、これだけの軍事費ですから、いっぺんになくせと言ってみても、それは無理なことだと思いましたので、国連での説法では、せめてその半分にすれば、せめて3000億ドルにできれば、もう難民救済も貧困も飢餓も、この地球上からはなくなるんだということを訴えたのであります。今の人類は、この分かりきっていることができない。まことに愚な状態なんです。

  •    菩提心さえ起こせば世界は宝の山

     まあ、最近はとんでもないことが起こってまいります。今日の新聞を見ておりましたら、東大名誉教授の斎藤先生ですか、あの方が自分のお孫さんに頭を殴られて亡くなった。そういうバカなことが起こったというんですね。
     まあ、人間の世の中ですから、いつどういう間違いが起きるか分からない。「気狂いと間違いは、江戸のまん中にもある」と、私の生まれた越後の方では昔から言っていた。まあ、ですから、東京のまん中でも気狂いと間違いはある。あの新聞を見ておりまして、子供の頃に親たちが言っていたことは本当なんだなあとそう思いましたね。江戸のまん中にも気狂いがいるんだなあと……。東京には気狂いはいないかと思っていると、そうでもない。どこにでも気狂いはいらっしゃる。 (笑) ですから、大いに気をつけなければならない。
     そういうことから言いましても、私共はどうしても仏の本願をこの地上に広めなければならない。どんな人の心の中にもある仏性、これを開現していく。これが仏教の、法華経の一番大切な点であります。仏性開現、そのために仏さまはいろいろと、方便を説いたり因縁説を説いたり、もう、ありとあらゆる方法で、こうしたら分かるか、あのように説いたら分かるかと、仏さまはくり返し説いておられる。五百弟子受記品には、衣裏繋珠の譬えが説かれておりますが、何も着物の裏に宝がくっつけてあるわけではない。あれは、誰の心の中にも仏性があるんだということを教えてくれているんですよ。そして、仏性があるというそのことに気がつけば乞食をしなくてもいい。もう、十分に食べていけるんだと……。日蓮聖人のご遺文ではありませんが、「十方は悉く宝土」なんですよ。
     もし、人類がみな法華経の気持ち、仏さまの御心のような大慈大悲の心になって、戦争のために使っているところの6000億ドルというような莫大な無駄金を、もしもそのまま人々の生活のために用いたならば、それこそこの世の中は本当に宝の山なんですよ。それこそまったくの宝の山で、全人類はゆったりとした気持ちでいけるんです。こんなことは、もう、とっくに調査でちゃんと分かっているんです。
     それなのに無駄な金を念出するのに苦労をしてる。増税したり巻き上げたり、いろいろしている。そんな愚かなことをくりかえしているのが人間であります。
     けれども、これだけの軍事費ですから、いっぺんになくせと言ってみても、それは無理なことだと思いましたので、国連での説法では、せめてその半分にすれば、せめて3000億ドルにできれば、もう難民救済も貧困も飢餓も、この地球上からはなくなるんだということを訴えたのであります。今の人類は、この分かりきっていることができない。まことに愚な状態なんです。

  •    昔は貧乏人、今は豊かな菩薩

     東大の教授をされておりました小口偉一先生に、現在日宗連の理事を務めて頂いております。理事会で毎月ご一緒になるんですが、この小口先生が、お会いした初め頃、「なぜ佼成会では貧乏人を導かないのか。信仰というのは、草の根の一番困ってる人を導かなくてはならないのに……。佼成会は裕福な人ばっかり導いてる。それでは意味がないではないか。もっと貧乏人ももっと導け」と、こう言われた。それに対して、私は「申し訳ありませんが、私を始め佼成会員はみんな貧乏人だったんだけれども、3年5年と信仰していくうちに、みんな裕福になっちゃったんだ」と。 (拍手) 信仰のおかげで……。見栄や我を張らないで、仏さまの御心に沿って真面目に正直に、我を捨て精進していると、みんなご守護を頂いて豊かになっちゃうんだ。佼成会は貧乏人を片っぱしから導いたんだと、こう言って反論したことがある。申し訳ないけど、皆さんを貧乏人の仲間に入れちゃった。 (笑)
     その貧乏人が、今では国連へ行って軍縮キャンペーンに100万ドル出しましょうと、こう言えるようになったのですから有り難いではないですか。 (拍手)
     やっぱり、実行からです。「軍縮のためならば、私共がヘソクリを出して応援しますから、国連は大いに頑張ってキャンペーンを張って、実りのある軍縮の討議をして下さい」と、こう言ったもんだから、各国の代表がみんな一斉に拍手しちゃった。思わず手を拍いちゃったんだな。 (笑)
     そのように、正しいことには神さま仏さまがちゃんとご守護下さる。ご守護を頂いているからお布施も集まるし、皆さんがお導きをしたいと思えばお導きもできる。

  •    昔は貧乏人、今は豊かな菩薩

     東大の教授をされておりました小口偉一先生に、現在日宗連の理事を務めて頂いております。理事会で毎月ご一緒になるんですが、この小口先生が、お会いした初め頃、「なぜ佼成会では貧乏人を導かないのか。信仰というのは、草の根の一番困ってる人を導かなくてはならないのに……。佼成会は裕福な人ばっかり導いてる。それでは意味がないではないか。もっと貧乏人ももっと導け」と、こう言われた。それに対して、私は「申し訳ありませんが、私を始め佼成会員はみんな貧乏人だったんだけれども、3年5年と信仰していくうちに、みんな裕福になっちゃったんだ」と。 (拍手) 信仰のおかげで……。見栄や我を張らないで、仏さまの御心に沿って真面目に正直に、我を捨て精進していると、みんなご守護を頂いて豊かになっちゃうんだ。佼成会は貧乏人を片っぱしから導いたんだと、こう言って反論したことがある。申し訳ないけど、皆さんを貧乏人の仲間に入れちゃった。 (笑)
     その貧乏人が、今では国連へ行って軍縮キャンペーンに100万ドル出しましょうと、こう言えるようになったのですから有り難いではないですか。 (拍手)
     やっぱり、実行からです。「軍縮のためならば、私共がヘソクリを出して応援しますから、国連は大いに頑張ってキャンペーンを張って、実りのある軍縮の討議をして下さい」と、こう言ったもんだから、各国の代表がみんな一斉に拍手しちゃった。思わず手を拍いちゃったんだな。 (笑)
     そのように、正しいことには神さま仏さまがちゃんとご守護下さる。ご守護を頂いているからお布施も集まるし、皆さんがお導きをしたいと思えばお導きもできる。

  •    本仏のご守護を頂いて

     今では立正佼成会に対する認識もだんだんと出てまいりました。他のことを言っては悪いけれども、NGOに加盟している団体の数は、ともかく600もあるんですよ。その中からして75人を選んだのですけれども、私がちょうど15番目に選ばれまして演説させてもらったわけです。15番目の私のところに来るまでに、アフリカの方の方など、演説すると決っていた人でも出てこない人が、4人もあった。ですから、75人演説すると決めてあったんですが、本当に演説したのはおそらく50人か60人くらいだったのではないかと思うんです。まあ、何人が演説したのか、私は聞いてまいりませんでしたけれども。
     私が15番目で、16番目が広島市長さん。そして14番目が長崎の市長さん。この二人の方は、同じ被爆者の問題について演説するんだからということで、一人当りの持ち時間は10分なんですけれども5分ずつ、合わせて10分しか時間を頂けなかった。私の方は有り難いことに一人前に10分間やらして頂いた。
     こういうような貴重な機会に、演説してもいいと決めて頂いても出てこられないというのですから、それにはそれなりの理由が、パスポートを国が発行してくれないとか、まあ、いろいろな都合があったんだろうと思います。しかし、私は、そういう中でつつがなくさせてもらった。そしてまた、応援団がわざわざ日本から50人も駆けつけて下さっているというんですから、まあ、力づよい極みでしたよ。
     まあ、私は前回の時には、私の言いたいことを演説させてくれるのでなければやらないと。 (笑) そんなね、猿轡をはめられてね、「これこれこういうことを言え」なんていうんじゃあイヤだ。オレはそんな猿回しみたいなのはイヤだと。 (笑)
     前回の時にそう言ってあったものですから、今回はそういうことは少しも言われなかった。そこで、今回は前もって、こういうことを言いたいと思うんだがと申し上げましたら、それはすばらしいことだと。国連の方でも、まったく文句ないと。そういうことで、今回も言いたいことを言わしてもらったのであります。

  •    本仏のご守護を頂いて

     今では立正佼成会に対する認識もだんだんと出てまいりました。他のことを言っては悪いけれども、NGOに加盟している団体の数は、ともかく600もあるんですよ。その中からして75人を選んだのですけれども、私がちょうど15番目に選ばれまして演説させてもらったわけです。15番目の私のところに来るまでに、アフリカの方の方など、演説すると決っていた人でも出てこない人が、4人もあった。ですから、75人演説すると決めてあったんですが、本当に演説したのはおそらく50人か60人くらいだったのではないかと思うんです。まあ、何人が演説したのか、私は聞いてまいりませんでしたけれども。
     私が15番目で、16番目が広島市長さん。そして14番目が長崎の市長さん。この二人の方は、同じ被爆者の問題について演説するんだからということで、一人当りの持ち時間は10分なんですけれども5分ずつ、合わせて10分しか時間を頂けなかった。私の方は有り難いことに一人前に10分間やらして頂いた。
     こういうような貴重な機会に、演説してもいいと決めて頂いても出てこられないというのですから、それにはそれなりの理由が、パスポートを国が発行してくれないとか、まあ、いろいろな都合があったんだろうと思います。しかし、私は、そういう中でつつがなくさせてもらった。そしてまた、応援団がわざわざ日本から50人も駆けつけて下さっているというんですから、まあ、力づよい極みでしたよ。
     まあ、私は前回の時には、私の言いたいことを演説させてくれるのでなければやらないと。 (笑) そんなね、猿轡をはめられてね、「これこれこういうことを言え」なんていうんじゃあイヤだ。オレはそんな猿回しみたいなのはイヤだと。 (笑)
     前回の時にそう言ってあったものですから、今回はそういうことは少しも言われなかった。そこで、今回は前もって、こういうことを言いたいと思うんだがと申し上げましたら、それはすばらしいことだと。国連の方でも、まったく文句ないと。そういうことで、今回も言いたいことを言わしてもらったのであります。

  •    世界の混乱の元は軍拡競争にある

     ニューヨークに行きましたら、WCRPの事務総長をして下さっているホーマー・ジャックさんがこう言うんですよ。私は、テンプルトン賞で頂いたお金は、そっくり世界宗教者平和会議の方に寄附させて頂いたんですが、アメリカは今、なにしろ15パーセントという高金利なんですね。だから利息だけでもたいへんなものになるらしいんです。それをぜひ使わしてほしいと言うんです。ですから、「利子だけは使ってもいいよ」と言ってきた。
     1割5分というと、これは質屋の利子ですよ。 (笑) 質屋の……。皆さん方は、質屋に行ったことがないから笑っている。 (笑)
     けれども、質屋に行く人の身になったら、それはたいへんですよ。
     私は7年間質屋に通ったから質屋通いの名人なんだ。 (笑) 質入れしても、要は必要なものを質入れしているんですから、またその物を出さなくちゃあならない。お金をそえて……。一回出してまた入れるんですから、一ヵ月のうちに二回も取られるわけです。1割5分も……。 (笑) 質屋の利子というのはそういうものなんですよ。ですから、質屋に入れたらとても助からない。質入れしてまた出すと、二度取られる。月に3割の利息を取られるんですから、まあ助からない。
     それと同じような利息が、今のアメリカの金利なんですから、ずいぶんレーガンさんという人も恐しい人ですね。その高金利に歯止めをかけようということでフランスのベルサイユ宮殿に偉い人たちが集まってサミットを開いたんですが、歯止めがかからなかった。ヨーロッパの方では、とにかく利子が高くて困る。金利のためにいろいろと不都合が起こっている。レーガンさんもそのことは知っている。知っていて、レーガンさんは高金利政策を今までやめようとしなかった。そこでサミットでレーガンさんにやめるように言ったんですが、下げようというところまではいかなかった。まことに残念なことだと思うんです。

     アメリカは、スペースシャトルというようなものを宇宙に飛ばして成功した。ところが、あれもやはり軍事が目的だというんです。宇宙から敵国をやっつけようと、そういうネライを持ったものだというんですよ。そのことを聞いて、私はまた腹が立ってしようがない。これはまた、レーガンさんのところに行って、文句言ってこなくちゃならんと思ってるんです。本当に。 (拍手) まあ、アメリカはそういう無駄なことに金を使うから不景気なんですよ。

  •    世界の混乱の元は軍拡競争にある

     ニューヨークに行きましたら、WCRPの事務総長をして下さっているホーマー・ジャックさんがこう言うんですよ。私は、テンプルトン賞で頂いたお金は、そっくり世界宗教者平和会議の方に寄附させて頂いたんですが、アメリカは今、なにしろ15パーセントという高金利なんですね。だから利息だけでもたいへんなものになるらしいんです。それをぜひ使わしてほしいと言うんです。ですから、「利子だけは使ってもいいよ」と言ってきた。
     1割5分というと、これは質屋の利子ですよ。 (笑) 質屋の……。皆さん方は、質屋に行ったことがないから笑っている。 (笑)
     けれども、質屋に行く人の身になったら、それはたいへんですよ。
     私は7年間質屋に通ったから質屋通いの名人なんだ。 (笑) 質入れしても、要は必要なものを質入れしているんですから、またその物を出さなくちゃあならない。お金をそえて……。一回出してまた入れるんですから、一ヵ月のうちに二回も取られるわけです。1割5分も……。 (笑) 質屋の利子というのはそういうものなんですよ。ですから、質屋に入れたらとても助からない。質入れしてまた出すと、二度取られる。月に3割の利息を取られるんですから、まあ助からない。
     それと同じような利息が、今のアメリカの金利なんですから、ずいぶんレーガンさんという人も恐しい人ですね。その高金利に歯止めをかけようということでフランスのベルサイユ宮殿に偉い人たちが集まってサミットを開いたんですが、歯止めがかからなかった。ヨーロッパの方では、とにかく利子が高くて困る。金利のためにいろいろと不都合が起こっている。レーガンさんもそのことは知っている。知っていて、レーガンさんは高金利政策を今までやめようとしなかった。そこでサミットでレーガンさんにやめるように言ったんですが、下げようというところまではいかなかった。まことに残念なことだと思うんです。

     アメリカは、スペースシャトルというようなものを宇宙に飛ばして成功した。ところが、あれもやはり軍事が目的だというんです。宇宙から敵国をやっつけようと、そういうネライを持ったものだというんですよ。そのことを聞いて、私はまた腹が立ってしようがない。これはまた、レーガンさんのところに行って、文句言ってこなくちゃならんと思ってるんです。本当に。 (拍手) まあ、アメリカはそういう無駄なことに金を使うから不景気なんですよ。

  •    まず一人が一人を導く

     ニューヨークに100万人もの人が、「とにかく核兵器を廃絶しよう、軍縮をやれ」と押しかけてきたというのも、これはただではないんですよ。そういうことも含めて、私共は法華経を本当にしっかりと熟読吟味いたしまして、一人が一人を導かなくてはならない。
     一昨日の第19回の団参の説法を聞いていましたら、今年に入ってからもう29体も導いたという班長さんがいましたね。 (どよめき)
     だから、一人が一人を導くというのも、そんなに難しくないと思うんですよ。1人で29人も導く人もいるんだから……。1年かけて、1人も導けないなんてことはないと思うんですよ。1人を導くというと勢いがついてね、また導ける。それでまた、導かれた方に「新しい人をお導きしなさい」と教えてあげると、これがまたできる。
     世界がこういう状態なんです。ですから、私はどうしても法華経の精神というものを世界中のすべての人々に……。そのためには、まず日本の国だけでもまず布教しなければならない。こう思うんです。で、この布教ができますれば、たちまちにですね、日本は極楽浄土になっちゃう。小口先生との話ではありませんが、佼成会では貧乏人が一人もいなくなっちゃった。佼成会は、今ではもうすべて中流以上の人ばっかりですよ。小口先生は、「そんな人は導かなくても楽々やっていけるんだから、貧乏人を導きなさい」と。こう言われたことを、私は今でも覚えてるわけですが、まあ、その後小口先生も、佼成会のこともいろいろと調査をされたりして、「佼成会に入ると、本当に幸せになるんですね」と、こう言ってくれるようになりましたけれども、法華経をちゃんと行ずれば、もうどんな人でもちゃんと幸せになる。

  •    まず一人が一人を導く

     ニューヨークに100万人もの人が、「とにかく核兵器を廃絶しよう、軍縮をやれ」と押しかけてきたというのも、これはただではないんですよ。そういうことも含めて、私共は法華経を本当にしっかりと熟読吟味いたしまして、一人が一人を導かなくてはならない。
     一昨日の第19回の団参の説法を聞いていましたら、今年に入ってからもう29体も導いたという班長さんがいましたね。 (どよめき)
     だから、一人が一人を導くというのも、そんなに難しくないと思うんですよ。1人で29人も導く人もいるんだから……。1年かけて、1人も導けないなんてことはないと思うんですよ。1人を導くというと勢いがついてね、また導ける。それでまた、導かれた方に「新しい人をお導きしなさい」と教えてあげると、これがまたできる。
     世界がこういう状態なんです。ですから、私はどうしても法華経の精神というものを世界中のすべての人々に……。そのためには、まず日本の国だけでもまず布教しなければならない。こう思うんです。で、この布教ができますれば、たちまちにですね、日本は極楽浄土になっちゃう。小口先生との話ではありませんが、佼成会では貧乏人が一人もいなくなっちゃった。佼成会は、今ではもうすべて中流以上の人ばっかりですよ。小口先生は、「そんな人は導かなくても楽々やっていけるんだから、貧乏人を導きなさい」と。こう言われたことを、私は今でも覚えてるわけですが、まあ、その後小口先生も、佼成会のこともいろいろと調査をされたりして、「佼成会に入ると、本当に幸せになるんですね」と、こう言ってくれるようになりましたけれども、法華経をちゃんと行ずれば、もうどんな人でもちゃんと幸せになる。

  •    御旗の精神でお導きを

     前回国連で演説した時は、御旗と同じく〝南無妙法蓮華経、天壌無窮・異体同心〟と書いて各国代表に一枚ずつ渡したのですが、今度も500枚持っていき、講演後のレセプションの時に配らしてもらった。世界各国の代表をたくさんお招きしたのですが、せいぜい来ても200人。よく来ても400人だろうと、ジャックさんはおっしゃっていた。ところが、何と200人と400人の両方を加えた600人も来ちゃった。 (拍手)
     レセプションの時間も2時間ほど予定していたんですが、ところが、各国の人がみな話が盛り上っちゃって、時間が過ぎてもなかなか帰らないんですよ。とうとう3時間やっちゃった。 (笑) なにしろ、2時間という予定で会場を借りていたもんですから、ハラハラした。ところが、その会場のチーフが実にいい人で、「皆さん方のこの話しぶりは、もう本当にすばらしい。時間のことなら全然心配はいりませんよ。時間は過ぎてもいいですから、ご安心してやって下さい」と言うんですよ。とうとう3時間になってしまったんですが、少しも悪い顔もしないでニコニコしてやってくれた。
     そこで、その方にも一枚あげてきた。 (笑) そうしましたら、「これは何ですか」と言うんです。ですから、「これは、天地ともに窮まりなく、異体同心……」。どうしてそうなるのかと言うと、妙法蓮華経というお経は、お釈迦さまご一代の説法の中でも一番有り難いお経なんだ。この精神でいけば、天も地も人間みな異体同心になって幸せになるんだと。その妙法蓮華経に帰依するために、頭に帰依するという意味の〝南無〟を付けて、「南無妙法蓮華経」と、こう書いてあるんだ」と申し上げた。そうしましたら、サインしてくれと言ってきたんですよ。そこで、これは全部私が書いたんだよと言いましたら、ビックリ仰天してですね、押し頂いて持って帰りましたが……。
     まあ、そういうようなことで、600人のうちに日本の方もかなりいましたので、外国の方にあげたいんだということで、日本の人には遠慮して頂いた。気の毒でありましたが、500枚しか持っていかなかったものですから、100人の方にはあげられなかったわけであります。

  •    御旗の精神でお導きを

     前回国連で演説した時は、御旗と同じく〝南無妙法蓮華経、天壌無窮・異体同心〟と書いて各国代表に一枚ずつ渡したのですが、今度も500枚持っていき、講演後のレセプションの時に配らしてもらった。世界各国の代表をたくさんお招きしたのですが、せいぜい来ても200人。よく来ても400人だろうと、ジャックさんはおっしゃっていた。ところが、何と200人と400人の両方を加えた600人も来ちゃった。 (拍手)
     レセプションの時間も2時間ほど予定していたんですが、ところが、各国の人がみな話が盛り上っちゃって、時間が過ぎてもなかなか帰らないんですよ。とうとう3時間やっちゃった。 (笑) なにしろ、2時間という予定で会場を借りていたもんですから、ハラハラした。ところが、その会場のチーフが実にいい人で、「皆さん方のこの話しぶりは、もう本当にすばらしい。時間のことなら全然心配はいりませんよ。時間は過ぎてもいいですから、ご安心してやって下さい」と言うんですよ。とうとう3時間になってしまったんですが、少しも悪い顔もしないでニコニコしてやってくれた。
     そこで、その方にも一枚あげてきた。 (笑) そうしましたら、「これは何ですか」と言うんです。ですから、「これは、天地ともに窮まりなく、異体同心……」。どうしてそうなるのかと言うと、妙法蓮華経というお経は、お釈迦さまご一代の説法の中でも一番有り難いお経なんだ。この精神でいけば、天も地も人間みな異体同心になって幸せになるんだと。その妙法蓮華経に帰依するために、頭に帰依するという意味の〝南無〟を付けて、「南無妙法蓮華経」と、こう書いてあるんだ」と申し上げた。そうしましたら、サインしてくれと言ってきたんですよ。そこで、これは全部私が書いたんだよと言いましたら、ビックリ仰天してですね、押し頂いて持って帰りましたが……。
     まあ、そういうようなことで、600人のうちに日本の方もかなりいましたので、外国の方にあげたいんだということで、日本の人には遠慮して頂いた。気の毒でありましたが、500枚しか持っていかなかったものですから、100人の方にはあげられなかったわけであります。

  •  このように、妙法蓮華経というお経の有り難さ。南無妙法蓮華経というお題目の有り難さ。天地とともに国境を越え人類悉くが仲良く幸せになれるという有り難さ。WCRPにしましても、IARFにいたしましても、法華経のその精神がスッキリと通っている。去年の7月には、私はIARFの会長という役をおしつけられた。 (?) たいへん迷惑なことだと内心は思ったのですが、今年になりましたらこういうようなことになりまして「ああ、やっぱり会長を引き受けてよかったなあ」と。言いたいことを10分間喋らしてもらったから。 (拍手) まあ、そういうわけでございます。
     たった10分の演説でありましたが、しかし、考えてみますとお導きに行き、10分喋ればちゃんと誰か入会しますよ。 (笑) どうかしっかりと一人が一人を導いて下さい。皆さん‼(拍手)
     ちょうど、お盆の月であります。霊界の方では、佼成会の方がなんとか早く手を取ってくれないかというんで、もう手配済みですから、皆さま方がその気持ちにさえなければですね、お導きはどんどんできるんですよ。どうか、しっかりとお導きをして、一日も早く天下万民が一仏乗となって、妙法の繁盛するという状態をつくらなければならない。それがわれわれ佼成会員の使命であります。どうか、ご精進のほどお願い申し上げまして、本日の説法を終りといたします。有り難うございました。

                                       以 上

                        (1982年7月5日 虚空蔵菩薩ご命日)

  •  このように、妙法蓮華経というお経の有り難さ。南無妙法蓮華経というお題目の有り難さ。天地とともに国境を越え人類悉くが仲良く幸せになれるという有り難さ。WCRPにしましても、IARFにいたしましても、法華経のその精神がスッキリと通っている。去年の7月には、私はIARFの会長という役をおしつけられた。 (?) たいへん迷惑なことだと内心は思ったのですが、今年になりましたらこういうようなことになりまして「ああ、やっぱり会長を引き受けてよかったなあ」と。言いたいことを10分間喋らしてもらったから。 (拍手) まあ、そういうわけでございます。
     たった10分の演説でありましたが、しかし、考えてみますとお導きに行き、10分喋ればちゃんと誰か入会しますよ。 (笑) どうかしっかりと一人が一人を導いて下さい。皆さん‼(拍手)
     ちょうど、お盆の月であります。霊界の方では、佼成会の方がなんとか早く手を取ってくれないかというんで、もう手配済みですから、皆さま方がその気持ちにさえなければですね、お導きはどんどんできるんですよ。どうか、しっかりとお導きをして、一日も早く天下万民が一仏乗となって、妙法の繁盛するという状態をつくらなければならない。それがわれわれ佼成会員の使命であります。どうか、ご精進のほどお願い申し上げまして、本日の説法を終りといたします。有り難うございました。

                                       以 上

                        (1982年7月5日 虚空蔵菩薩ご命日)