ところで、国際自由宗教連盟(IARF)という、二十ヵ国もの宗教者が加盟する団体があり、私どもも十二年前からお付き合いをしているうちに、このたび、私のような者が会長にご推挙いただきました。佼成会創立以来四十三年、そして戦後三十六年の年輪の尊さを、しみじみ感じます。
中東のほうからも、佼成会のお寺を建ててくれと望まれました。また、『第三の波』の著者として世界的に有名なアルビン・トフラー氏は昨年の暮れ来訪されたときご覧になった法輪閣の庭がすっかり気に入って、今度、NHKの番組に出演されるにあたって、「ぜひ法輪閣の庭で……」と場所を指定されたそうで、昨日そのビデオ撮りが行われていました。また、オーケストラの帝王カラヤンも、公演の会場には、まず普門館ホールを希望するということなど、こういうことは、やはり法華経の功徳だと思います。
妙佼先生が神さまのお告げとして「佼成会が本になって、世界万国にこの法華経が広まる」と言われたことが、次第に実現しつつあるようです。
それにしては、近ごろ、皆さんの修行に、もうひとつ厳しさが欠けているように思われます。ズバリと胸をつくような心の琴線に触れるような指導がなされていないのではないでしょうか。
妙佼先生ご在世中の徹底した修行を、ここでもう一度思い返していただきたい、と思います。今、問題になっている青少年の不良化なども、世の親ごさんの信仰の寸心がキチッとしていれば、起こるはずはないのです。
仏さまは大慈大悲をもって、私どものような愚かな者をすべて「わが子なり」と受けてくださっているのですから、私どもも、仏さまの子らしく行じなくてはなりません。
先日、ある人に家内が話して聞かせているのを聞いていると、なかなかうまいことを言っている。
「生きているあいだは、このご法があって心配ないし、また死んだときも、生院徳のお戒名を頂いて、これをもっていけば、妙佼先生が向こうで待っていてくださるんだから、なんの心配もいらないのですよ」
こんなことを言って聞かせている。言い得てまことに妙なりと感心しました。
妙佼先生のご供養のためにも、人類の幸せ、世界の平和、そして日本の国の安泰のためにも、どうか、一層ご精進くださるよう、お願いいたします。
(文責在記者)