新しい宗教が急速に伸びて、新宗連という連合体ができ、世界宗教者の平和会議がもたれるようになりました。この新宗連の考え方というのが、まず〝宗教協力〟であり〝信教の自由〟そして〝政教分離〟、最後に〝国民皆信仰〟という四本の柱に表われているように、かつてみられなかったほどのものです。
国民すべてが信仰をもつべきである、ということ。そのためには「信教の自由」と「政教分離」がなければならない。政治が宗教にかかわりをもつとなると、弾圧されたり、政府に反対する宗教ができてきたりする。太平洋戦争の始まった当時というのは、思想の統制がなされ、言論の自由が許されない。そして宗教が最初に弾圧されるということになってしまう。戦後の自由な思想で、自由なことが言えるような時代に生まれた人には理解できない面が多いでしょうが、立正佼成会が生まれた昭和十三年ごろは、経済も思想も皆一つに統制しようというふん囲気の中にあり、とても〝信教の自由〟とか〝政教分離〟というようなことは考えられなかったわけです。日本の神社だけを皆でお参りしましょうということで、仏教でさえ〝廃仏毀釈〟などと言われて、排斥された時代だったわけです。