○万国に法輪を転ずる本となす
○信仰心を中心とした平和境の建設をめざす
○内なる信心をさらに強固に
○会員の菩薩行実践が法の証明役
皆さま、本日はおめでとう存じます。
私どもの会がこういう建物を必要とするような時代になりました。ご承知のように、大聖堂、普門館、今度は法輪閣と命名したわけであります。それぞれに皆その名を持つところの意味があります。最近、世界じゅうの宗教が、自分の教義の内容まで持ち込んで、自分の会の教義というものを認識してほしい──そういう願いをこめた人が続々とおいでになるわけであります。したがって、法の輪──法輪であります。あらゆる宗教の法の輪がこの法輪閣から転じられ、その信仰の輪が世界じゅうに拡大されまして、そして信仰心を中心とした平和境を建設しよう──そういう意味で法輪閣と命名をしたわけでございます。
ただいま理事長さんのあいさつにもありましたように、毎度のことでありますが、銭高組の社長さんを初め、宇宿顧問さんを中心として、この作業にかかっていただいております関係者の皆さま方が、心血を注いで、この二十世紀の建築として、未来に残す大建築である、ということでお骨折りをいただいております。今日まで全く無事故で、きょうはむね上げでありまして、形がもうできました。いままでは大聖堂にいたしましても普門館にいたしましても、西洋館ともつかない、日本の建物としてはちょっとかっこうが変わっておる。そんなことを皆さん感じておられたのではないかと思います。私はそういう意味で、世界じゅうの宗教が自分の宗教の特徴だけを固守するのではなくて、あらゆる宗教が手をつなぐ──こういうことに相成りますと、特に大切なことは、日本という国は日本という特性をちゃんとはっきりしておく。手をつなぐのは手をつないで、理解をするのは理解をし、寛容であることはもちろんでありますが、しかし、寛容であり、お互いが理解をするという上におきましては、自分の性格というものをちゃんと一つ持っておらなければいかんと思います。信仰を持たない人の集まりというのは危険性があります。何の信仰でもいいから、一つの信仰によって、はっきりとした神さまとか仏さまを信じられるような境地の信心──これをしっかりと持っていることが大切であります。