そしてお土産にこのお菓子を持って行ったところ、そのお菓子の蓋をとられて、そして箱の端を上げて、ちょっと斜めにすかして、中のお菓子が見えるようにして、三方に――ちゃんと三方も買って来ておられた――白木の三方の上にちゃんと置いて仏さまにお供えされた。そういう一つひとつのことが全部、本部のご宝前と同じようにきちっと準備をされて、そしてもうご供養を待つだけの状態だったそうです。本当に初めて伺って、こんなに整ってちゃんと用意の出来た人というのは、私ども祀り込みは随分致しましたが、なかなかちゃんと出来ないものであります。本部に一遍おいでになっただけで、それがきしっとそのとおりのご宝前が、寸法から、すべてのものがきしっと出来ておったと。本当に素晴らしいお方ですねえと、妙佼先生はすっかり宮さまに敬服してしまった。