平和への実践こそ
平和論を吐く人、立派な平和論を述べる方はたくさんいらっしゃる。たくさんいらっしゃるけれども、まだ平和にならない。平和論を吐いて、立派な演説をしていて平和が来るのならば、もう、とっくに平和は来ているはずなんです。ところが、平和はなかなか来ない。ということは、話すだけで実践していないということなんですよ。平和論を実践してない……。
そういう意味で、私はあえて今回、100万ドルの軍縮キャンペーン費用を出しましょうと……。これは、もちろん皆さん方の援助がなければとてもできないことなんですけれども。私には100万ドルなんて金はとてもありませんから。 (笑)
金はないけれども、佼成会の人たちはたくさんいらっしゃる。そして、全員が仏の本願をこの地球上に成就しようという真心を持ってなさる。だから100万ドルぐらい何でもないだろうと、こう思って、もう、あの場でですね、喋ってしまった。 (笑・拍手)
しかし、これは、向う1年間でということですから、まあ、ゆっくりとお布施を願いたいと思います。 (拍手)
WCRPの事務総長のホーマー・ジャックさんは、本当は100万ドルでなく1000万ドル拠出しようと……。佼成会が100万ドル出してくれるならば、WCRPの方から世界の宗教者に連絡して、みんなで1000万ドルだそうじゃないかと。こういう話もしておりました。けれども私は、そのようなことではなく、他人さまに出すように言うのでなく、まず佼成会が自分のヘソにあてがってみて、佼成会のできることをやっていく。それは、国連の軍縮キャンペーン費用として100万ドルを出すことだろうと思いましたので、そのことを私は表明してきた。 (拍手) もし、もっと必要であるならば、世界各国から代表が山ほど来ているんですから、3万ドルでも5万ドルでもいいから、軍縮キャンペーンに出していく。そこにこそ意義があると思うんです。
今、世界では1年間に軍備のために6000億ドルもの金を使って、それでピーピーしてる。その度合いのひどいのがアメリカとソ連なんですよ。この二つ国がつまらない意地を張って、見栄を張って、そして強がりを言ってる。ところが、国民はというと、「もう、戦争というようなバカなことに訴えてはならん」と。そういう考えの方がアメリカにもたくさんおります。私共の仲間である、アメリカのIARFの同士たちなどは、もう、京都会議の以前から核兵器の廃絶と軍縮を訴えなければならないと主張しておられた。
そして、近代の聖者の中で、インドのガンジー翁ほど徹底した平和主義者はなかろう。そのガンジー翁の生誕が1968年に来る。だから、世界中の宗教者で生誕百年祭を開いて、ガンジー翁の無抵抗、無防備の考え方を体して世界の平和を実現しようじゃないかと。そもそもこういうような経緯でWCRPは始まったんですよ。