第1章 大聖堂建立に向けて
1941
1959
「私ども会員の実生活が、信仰の一点で結合しともに向上したその気持ちがぴったりとまとまるとき、大聖堂完成の日がまいりましょう」
終戦後、入会者は年を追うごとに急増し、1942年5月に落成した25坪の最初の本部道場では、会員を収容しきれない状態となりました。新しい建物は、東京・保谷にあった元軍需工場の練成道場を買い取って移築し、1948年12月、170坪の本部修養道場(現・発祥の地修養道場)が完成。百畳敷きの道場ですが、それもすぐに会員であふれ、道場に入る三倍余もの人たちが庭で法座を開く状況でした。第二修養道場、第三修養道場を増設しましたが、大きな行事を行うときは参拝者を収容できず、より大勢の人が集える建物の建設が急がれました。
大聖堂完成までの道のりは、人類救済の象徴となるべく本会の教理をこの建築物に表徴したいという庭野開祖の誓願と、全国の会員が「みんなの大聖堂を建てたい」という純粋な思いを一つにしたものでした。
昭和16年
1941
12月20日
35歳
最初の本部道場上棟式
【世界の動き】 独ソ戦開戦
【日本の動き】 米国への真珠湾攻撃
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昭和17年
1942
5月7日
35歳
最初の本部道場落成・入仏式
杉並区和田本町に最初の本部が完成
昭和20年
1945
11月
39歳
日蓮聖人第664年遠忌の日(10月13日)に 「久遠実成の釈迦牟尼仏を御本尊として勧請せよ」との ご神示があり、開祖の誕生日に尊碑形式で勧請。
昭和24年
1949
昭和27年
1952
昭和30年
1955
1月10日
48歳
設計は建設総合計画研究所長の坂本鹿名夫に依頼することが決定
【世界の動き】 ワルシャワ条約機構創設(ソ連と東欧7ヶ国)
【日本の動き】 石原慎太郎『太陽の季節』
【日本の動き】 東京通信工業、トランジスタ・ラジオ発売
昭和31年
1956
2月26日
49歳
第一期工事着手
建設用地の整地作業開始
昭和32年
1957
9月10日
50歳
脇祖さまご遷化
【世界の動き】 ソ スプートニク1号、ライカ犬をのせた2号打上げ成功
【日本の動き】 NHK、FM放送を開始
11月15日
51歳
大聖堂第一期工事終了
【日本の動き】 ロカビリーブーム
【日本の動き】 フランク永井「有楽町で逢いましょう」
昭和33年
1958
1月1日
51歳
真実顕現
本尊は「久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊」であることを宣言
【日本の動き】 長嶋茂雄デビュー
【世界の動き】 米 NASA(航空宇宙局)設置
【世界の動き】 米 カポーティ『ティファニーで朝食を』
6月8日~8月22日
51歳
ブラジル日本移民50年記念祭出席と宗教事情視察のため、南米・北米へ
このとき、カトリック聖堂建築に感銘をうける
【日本の動き】日清食品が世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発売
【日本の動き】 東京タワー竣工
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