経典のことば46
善い努力は事の起こる前になすことである。後からなしてもその人を益することがない。 (那先比丘経 巻中)
1 ...経典のことば(46) 立正佼成会会長 庭野日敬 善い努力は事の起こる前になすことである。後からなしてもその人を益することがない。 (那先比丘経 巻中) 渇いてから井戸を掘っても ミリンダ王が那先比丘に尋ねました。 「善い行いは、…経典のことば48
世はみな無常にして会わば必ず離るることあり。憂を懐(いだ)くことなかれ。世相是の如し。当に勤めて精進して早く解脱を求め、智慧の明を以て諸の痴闇を滅すべし。 (仏垂般涅槃略説教誡経)
1 ...経典のことば(48) 立正佼成会会長 庭野日敬 世はみな無常にして会わば必ず離るることあり。憂を懐(いだ)くことなかれ。世相是の如し。当に勤めて精進して早く解脱を求め、智慧の明を以て諸の痴闇を滅すべし。 (仏垂般涅槃略説教誡経)…経典のことば49
仏世尊は種種の因縁もて殺生を呵責(かしゃく)したまい、離殺を賛歎したもう。乃至蛾子(ぎし)をも尚ことさらに奪命すべからず。いかに況んや人をや。 (十誦律巻四十五)
1 ...経典のことば(49) 立正佼成会会長 庭野日敬 仏世尊は種種の因縁もて殺生を呵責(かしゃく)したまい、離殺を賛歎したもう。乃至蛾子(ぎし)をも尚ことさらに奪命すべからず。いかに況んや人をや。 (十誦律巻四十五) ことさらに殺生するな …経典のことば50
我未だ道を得ざる時、功徳なき時には、諸の衆生等我と共に語らず、況や復た供養せんや。是の故に当に知るべし、功徳を供養して我を供養せざるを。 (大荘厳経論 巻十五)
1 ...経典のことば(50) 立正佼成会会長 庭野日敬 我未だ道を得ざる時、功徳なき時には、諸の衆生等我と共に語らず、況や復た供養せんや。是の故に当に知るべし、功徳を供養して我を供養せざるを。 (大荘厳経論 巻十五) らくだに積まれた財宝を …経典のことば52
他に隷属(れいぞく)するはすべて苦なり。自在の主権は楽し。 (小部経典・譬喩経)
1 ...経典のことば(52) 立正佼成会会長 庭野日敬 他に隷属(れいぞく)するはすべて苦なり。自在の主権は楽し。 (小部経典・譬喩経) 真の自分の確認 近ごろ、新聞雑誌などでアイデンティティーという言葉がやたらと目につきますので、…経典のことば53
汝らもし勤め励むならば、事として難きものなし。小(わず)かな水も常に流るればよく石を穿(うが)つがごとし。 (仏垂般涅槃略説教誡経)
1 ...経典のことば(53) 立正佼成会会長 庭野日敬 汝らもし勤め励むならば、事として難きものなし。小(わず)かな水も常に流るればよく石を穿(うが)つがごとし。 (仏垂般涅槃略説教誡経) 普通人への救いの教え むかしの家には雨樋(あまどい)…経典のことば54
己れに勝る有るを見るも嫉妬を生ぜず。己れ他に勝るを見るも驕慢を生ぜず。 (優婆塞戒経巻三)
1 ...経典のことば(54) 立正佼成会会長 庭野日敬 己れに勝る有るを見るも嫉妬を生ぜず。己れ他に勝るを見るも憍慢を生ぜず。 (優婆塞戒経巻三) 嫉妬にはプラスがない 優婆塞(うばそく=在家の男子修行者)に対する戒めは、「殺生をするな」「…経典のことば56
悪(あ)しき業(わざ)を楽しみとしてはならぬ 酒を飲まば程を過ごしてはならぬ (小部経典・大吉祥経)
1 ...経典のことば(56) 立正佼成会会長 庭野日敬 悪(あ)しき業(わざ)を楽しみとしてはならぬ 酒を飲まば程を過ごしてはならぬ (小部経典・大吉祥経) いじめはどうして起こる このおことばをつくづくと味わってみますと、…経典のことば57
あまねく衆生のために不請(ふしょう)の友となり、大悲もて衆生を安慰(あんに)し、哀愍(あいみん)し、世の法母とならん (勝鬘経)
1 ...経典のことば(57) 立正佼成会会長 庭野日敬 あまねく衆生のために不請(ふしょう)の友となり、大悲もて衆生を安慰(あんに)し、哀愍(あいみん)し、世の法母とならん (勝鬘経) 不請の友とは このことばは、勝鬘夫人(しょうまんぶにん)…経典のことば58
聞(ぶん)をもってのゆえに大涅槃を得るにあらず、修習をもってのゆえに大涅槃を得。(大般涅槃経巻二五)
1 ...経典のことば(58) 立正佼成会会長 庭野日敬 聞(ぶん)をもってのゆえに大涅槃を得るにあらず、修習をもってのゆえに大涅槃を得。 (大般涅槃経巻二五) 実践なければ功徳なし これは、…経典のことば59
心に大歓喜を生じて 自ら当に作仏すべしと知れ (法華経・方便品)
1 ...経典のことば(59) 立正佼成会会長 庭野日敬 心に大歓喜を生じて 自ら当に作仏すべしと知れ (法華経・方便品) 法華経の教相の明るさ 仏教の信仰といえば、たいていの人が陰気くさい、じめじめした感じのものと見ているようです。すくなくとも、…経典のことば61
其の国の中間幽冥の処、日月の威光も照すこと能わざる所、而も皆大に明らかなり。其の中の衆生各相見ることを得て、咸(ことごと)く是の言を作(な)さく、此の中に云何(いかん)ぞ忽ちに衆生を生ぜる。 (法華経・化城諭品)
1 ...経典のことば(61) 立正佼成会会長 庭野日敬 其の国の中間幽冥の処、日月の威光も照すこと能わざる所、而も皆大に明らかなり。其の中の衆生各相見ることを得て、咸(ことごと)く是の言を作(な)さく、此の中に云何(いかん)ぞ忽ちに衆生を生ぜる。 (…経典のことば62
是の人は少欲知足にして能く普賢の行を修せん (法華経・普賢菩薩勧発品)
1 ...経典のことば(62) 立正佼成会会長 庭野日敬 是の人は少欲知足にして能く普賢の行を修せん (法華経・普賢菩薩勧発品) ほんとうの豊かさと美しさ いわゆるサラ金地獄に苦しむ人が驚くほどたくさんいます。妻子を捨てて蒸発したり、…経典のことば63
我神力を以て仏を供養すと雖(いえど)も身を以て供養せんには如(し)かじ。 (法華経・薬王菩薩本事品)
1 ...経典のことば(63) 立正佼成会会長 庭野日敬 我神力を以て仏を供養すと雖(いえど)も身を以て供養せんには如(し)かじ。 (法華経・薬王菩薩本事品) 犠牲的精神で布教を はるかなむかし、…経典のことば64
能く衆生をして歓喜し礼して、心を投じ敬(うやまい)を表して慇懃(おんごん)なることを成ぜしむ (無量義経・徳行品)
1 ...経典のことば(64) 立正佼成会会長 庭野日敬 能く衆生をして歓喜し礼して、心を投じ敬(うやまい)を表して慇懃(おんごん)なることを成ぜしむ (無量義経・徳行品) 見たいと欲せられる顔に これは大荘厳菩薩をはじめとする多くの菩薩たちが、…