昔から「陰徳あれば陽報あり」といわれています。日本宗教連盟のいろいろな思惑も表に出さんで、陰にかくれた徳を積ませていただくということなんです。おいでになった方々に喜んでいただけるように、平和への祈願を込めて、そしてみなさんに心ばかりのレセプションを開いて喜んでもらった。これを受けた方々は、一生のうちにあんなすばらしい大殿堂の新築の香りの高いところで、あのように違う宗教の団体が来て、それをもてなす。──私どもは、ほんとうにこれはもう考え直さなくちゃいけないというので、心を入れかえて宗教協力の貴さというものを味あわせてもらったというんです。あなたのところが手本なんですよ──と言われて、はあーそうなんですかというわけです。考えてみると、目に見えないところで、人さまに喜んでもらおうということで、施しをさせてもらった。それが今まさに生きて、世界中の宗教者がそういう考えに徐々になりつつある。
特にアジアの方は膚に感ずるほど──やはりものの考え方が、アジア人というのは、その点よろしいんですね。言葉が通じなくても、身体でもう通じてしまって、そして口をきかなくても、意味が分っちゃってるんですね。