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そこでも、ネパールで、もうどこからどういうふうに聞いているのか知りませんが、佼成会の人は、わたくしがいまお話をしたような、非常によく施す人たちで、菩薩のような人であるという意味のことを、あらゆるところで耳にすることができました。
ま、やっぱりこれは、大勢の方が、精進をいただかなければ、一人や二人では目につかないことなんですが、もう世界中にそういうふうに、ご覧になっていただけるほど、皆さんが一生懸命にこの菩薩道に精進してくだすってる。その菩薩道に精進できてるっていうことは、本化の菩薩さまと、やっぱり行をしているんですから、えー、日蓮聖人のお言葉のように、それこさもう、百千万劫にもあい難いこの法を、地涌(じゆ)の菩薩にあらずんば唱え難き題目。ですから何でもなさそうで、題目を唱えるぐらいは何でもなさそうに思いますが、地涌の菩薩でなければ唱え難いんだと、いわれるその、お題目を皆さんは、自分で唱えると同時に、えー、人さまにも唱えてもらうべく、唱える心を起こさせるような、いまだ発心せざる者に菩提心をおこさしめ、と、無量義経にありますように、菩提心を起こして、本当に菩薩行を精進しようという、そういう方をどんどんつくってくだすって、そして今日(こんにち)になってきたと。
 まあ、こういう順序次第で、きょうはまた、理事長さんが、たいへん素晴らしい、えー、詩をつくられたなんということで、ま、そのように、皆さんが、いつのあいだにそういう心境になられたかと思うような素晴らしいことが発表できる。これはやっぱり、四法成就せば、という、に、このー、二十八番目のお経文のなかにありますように、「諸仏に護念せらるることを為(「う」と発音)」、一には諸仏に守られることが得られる、ということをいわれる。二には諸の徳本を植える、と。「三には正定聚に入り」と。そういうところまで行くと、4番目には「一切衆生を救うの心を発せるなり」。これ極めて簡単なようでありまするが、この、四法成就しておれば、諸仏、し、諸仏諸天善神にご加護をいただけると。
 ご加護をいただけるといま申し上げましたように、功徳を積むことが喜ばしくなってくる。喜んで施しができる。ですから「諸の徳本を植える、と。そうすると今度は、一人で徳本を植えても、一人のもう限界がある。えー、一人より二人、二人より3人、皆さんがお導きを一人をしなさいというと、えー、一人できればその人にまた導きのお子さんができて、二人にもなると。
 その、体験をすると、お経の有り難みがはっきりとわかってじっとしていられない。不幸の人を見ると声をかけて、何とか幸せになっていただきたいという気持ちがのり出してくる。

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