法座の指導 慈悲の心から
佼成会の法座で厳しく指導されるのは、人びとを幸せにしてあげたいという慈悲の心から出る言葉ですから、その指導を本当に心に銘じ、皆さんが精進してくだされば、日本国はたちまち常仏国土となるわけです。
そして、日本が大乗仏教国として幸せな状態を世に示したならば、世界中の人々が仏教に対して関心を持ち、仏教の修行のあり方について注目してくださる。そうすれば、地球上の人類すべてが幸せになり、仏さまの本願である極楽浄土が築けるのです。またそうすることが、私たちの使命でもあるのです。
私たちに、そういう使命を持って生まれたのだという自覚がありませんというと、ちょっと厳しい修行を与えられると不平になってしまったり、怠け心が生じたりします。
佼成会に入会すると幸せになるけれども、朝夕のご供養がたいへんつらいという人もあるようです。そういう人たちは、まず大奮発していただき、大乗にふさわしい国土に生まれさせていただいた功徳に対して、努めてご恩報じをしなければならないという気持ちを持たなければ本当の幸せにはならないのです。
妙佼先生は四十七歳で入信されて以来、仏さまのみ教えに導かれたことを無上の喜びとして、苦の世界で苦しむ人々を一人でも多くお導きをして幸せにしてあげるということで、仏さまに対して立派にご恩返しをされたわけです。
本日は、そういう妙佼先生の祥月命日に当たりますので妙佼先生のような意気地を持って精進することこそ皆さまの〝菩薩の道〟である、と私は申し上げたいのです。
〝末法の現代〟正法流布こそ
末法の世と言われる現代は正しい法が目につかないような時代です。世界各地で起きている戦争や不祥事、また国内においても相次ぐ殺人事件など、末法の様相はとどまるところを知りません。
ですから、一人でも多くの方々に正しい法門を説き聞かせ、信仰に導かなければなりません。
法華経に苦滅の道(どう)が説かれているのですから、教えを信じ行ずれば、たとえ悪人であってもたちまち仏さまのような人に生まれ変われるのです。
日本が仏国土として、世界の人々に範を示していけるような素晴らしい国土になれるよう、ますます会員の皆さまのご精進をお願いいたします。
(文責在記者)