これが全部その線で「万教同根」、「以道受楽」ということから出てくるご利益として、国土が荘厳になり、衆生利益になる。それをことしのスローガンにもってくると「平等大慧」であって「仏性開顕」ということになる。「平等大慧、教菩薩法、仏所護念と名付くるを説きたもう」ということが、見宝塔品第十一にありますが、平等ということは、ミソもクソも平等というのではなくて、平等であるから差別がある。その人の因縁所生という実相によって平等なんです。ですから悪いことをしても平等、いいことをしても平等、そんなことはないんです。「以道受楽」という、このなかには「善因は善果、悪因は悪果」ということがちゃんと出ている。それをちゃんとしたのが「平等大慧」ということなんです。
そしてことし「仏性開顕」ということをいったのは、いま私が思いついて、今年「仏性開顕」の年としたなんて思っていると、何か佼成会に入ったために、よけいなことを考えなければならないと思う向きもある。そうじゃない。これはお釈迦さまが「一切衆生悉有仏性」で、みんな仏性をもっているとおっしゃっておる。そしたら「仏の子である」という自覚にたたなければ、この「以道受楽」も成り立たないわけです。ほんとうに修行しなきゃならんということは、仏さまの仰せの如くで、過去・現在・未来を通じたわれわれの深い因縁によって、平等に、自分にいろいろの問題が出てきておるわけなんです。
しかし、仏さまの方からごらんになると、一切衆生をみんな仏の子である。仏性をみんなもっていると、こういっておるんだから、この「仏性開顕」という仏さまの言葉を、われわれが仏教徒であるならば、いまはっきりと意識して、仏性を開顕しなければならん。こういうことをいっているのであります。
ですから、よその教団の人に分らせるためには、この八項目──「万教同根」・「以道受楽」・「国土荘厳」・「衆生利益」・「平等大慧」・「仏性開顕」、そして仏さまの言葉を借りれば「一切衆生悉有仏性」と──こうすると、もうこれで佼成会の教えの基本が全部含まれていることになる。
君たち、これを英語に直して、外国の人がちゃんと認識できるように説明しなさい。わざわざシカゴまで来て、神学校へ行って勉強しているのは、博士号をとるというだけが道じゃなくて、問題はこのことをみんなに分るように説明するために、君たちは勉強してるんだぞと──こう学林生に言って聞かせたわけです。
みんな分ったような顔をしていましたけれども、分ったのか分らないのか、これは後になって、数字によってあらわれてくる。まあこれははっきりしたことだから、よく分っていただけたと思います。
タイトル名
開祖さまご法話テキスト『求道』 1975年 妙佼先生第十九回忌法要
タイトルヨミ
カイソサマゴホウワテキスト『グドウ』 1975ネン ミョウコウセンセイダイジュウキュウカイキホウヨウ
作成者
立正佼成会
(
リッショウコウセイカイ
)
作成日
1975-10-25
和暦
昭和50年10月25日
言語
jpn
地理空間情報
X1
ボリュームタイトル
求道
ボリューム
no.65
人物キーワード
開祖さま
庭野日敬
行事キーワード
妙佼先生回忌法要
フリーキーワード
1975-09-10
内容
妙佼先生第十九回忌法要(九月十日)
会長先生ご法話/仏さまの仰せのごとく行ずる ──これ以外に人類の救われる道はない──
会長先生ご法話/仏さまの仰せのごとく行ずる ──これ以外に人類の救われる道はない──