そういう意味ではきょうのこの盂蘭盆会というのは、われわれには最も縁が深い。われわれ凡夫のすべての苦しみのもとである貪欲というものを浮き彫りに出した一つの方便力として、出したたとえです。これが盂蘭盆会になっておるわけです。ですからいかに欲というものが人間を苦しめているか。その欲を捨てなければ救われないということを教えるために、目連尊者のお母さんが該当したわけであります。ですから非常に目連尊者のお母さんには申しわけないわけです。申しわけありませんけれども、またそのみんなをそういうことでお導きをする一つの題材としてもらったおかげで、目連尊者のお母さんも成仏ができたと、こういうことになるわけであります。