そういう状態ですから、えー、岡島という、わたくしがいつも皆さんに申し上げる、あの岡島さんという人は、佼成会の幹部という名前を付けたのが、幹事長という名前を付けてしたのはその岡島という人がいちばん初代なんだ。その人が、えー、わたくしに、もうびっくりしるような、何でも惜しげなしに皆さんに持ってきて、妙佼先生は施してしまう。そのことを非常におもしろい表現をされた。
えー、わたくしに対しては、自分はその、岡島っていう人は、肺病で入会してきた人ですが、その、肺病だから仕方がないから自分では信仰してると、ま、こういう説法の仕方がなかなかおもしろい人であります。会長のように体が丈夫で家族が皆健康で、自分も家族も病人なんかいないというこの健康のこの状態を見ると、こんな条件であったらわたしはとても拝むことはできないと。えー、しかるに、自分が丈夫で、家族がみんな丈夫で、それで一生懸命に寝るめも寝ないで拝めるっていうんだから、これは会長というより仕方がないわと。(一同 笑) こういう人間だというんで、わたしの人間像をそういう説明でみんなに、こういうふうにできれば、会長になれるんだと、いうようのことをいわれたことを覚えてますが。
ま、そのように、妙佼先生は施すことのまずお手本を示してくだすった。そういう、まあ、あの、ことで、今日(こんにち)まで来てしまったわけでありまするが、えー、こうして、53年を数えますると、とにかくローマの法王さまから、メッセージがちょうだいできる。えー、こくせ、国連の事務総長のメッセージを、事務総長、次長、事務次長さんの明石先生がわざわざその、国連の事務総長さまのそれを代読してくださるようにおいでを、お出ましをいただくと。まあこのように、世界中から、いちばんお忙しい、たいへんなお役の方が、わざわざこの、わたくしどもの法燈継承の式典をするというときにお祝いがちょうだいできたということは、これはもう皆さんのおかげなんですよ。それは、どんな素晴らしい人であっても、一人や二人では目につかない。ところが佼成会の皆さんが本当に人さまのためにというこの菩薩行を真剣にとらえて、修行しなければならない、仏さまのみ教えのごとく生活をしなければならない、そのように生きなければならないと。そういうことが佼成会の人には、十分に、この外から見ておってもわかるほど、本当に信仰して幸せの人だなあと、いうふうに見えてきたと。こう申し上げていいと思うんであります。えー、ローマの教皇さまからも、こうしてメッセージをちょうだいできたと。
先般も、わたくしども、おー、ネパールへ平和会議に行ってまいりました。