高く評価された本会の宗教活動
最高会議の副議長さんをはじめ、行く先々で高く評価されたのは、佼成会の真面目な宗教活動でした。先ごろの、あの署名運動、短期間に二千七百万もの署名を集めた積極的な行動力や、それを支える平和への関心の高さ――そういったものへの賛嘆の声を、どこに行っても聞かされましたし、再度にわたる国連での私の提唱も、幸いにして、大変なお褒めの言葉を頂戴できました。このことは、ぜひとも皆さんにご報告しなくてはならないことです。
滞在中、朝は朝食から、夜はホテルに帰り着くまで、それこそ一日中付き添ってお世話くださったクリーメント神父さんが、ある時バイブルの一節をひいて「初め、人間は一人であった」ということを言われました。なかなか意味の深い言葉です。人間は一人であったなら人間の宗教も一つしかなかったわけで、ですから宗教の始まりは一つのもので幾つもあるわけがないという、つまり、インドの宗教でいう『万教同根』という本質と相通じる意味だと思いました。
そうした意味でも、私どもが仏さまの教えをそのまま実行しておれば、根本は世界共通で、どこへ行っても、何かに抵触して咎められるというようなことはありません。
今後も、手をたずさえて、世界平和の実現を目指し、自信をもって活動していこうではありませんか。
以上、ソ連訪問の実情の一端を報告して、きょうの説法に代えさせていただきます。
(文責在記者)