このように、日本という国は本当によくできた国になっています。ですからここでさらに一歩進めてお導きにがんばっていただいて、無信仰者をなくしてもらいたい。無信仰者は何をするかわからない。法師品には『曽(かつ)て十万億の仏を供養し、諸仏の所(みもと)に於いて大願を成就して、衆生を愍(あわれ)むが故に此の人間に生ずるなり』とあります。このように、昔から仏さまを拝んだ功徳によって人間として生まれたのですが、この人間として生まれたことをまだ悟らない人がたくさんいるわけです。
入会していない人はほどんど悟っていないわけで、ご近所でまだ入会していない人たちがいたら片っ端から肩を揺さぶって入会をすすめてはどうですか。それをやらないと日本は本当に安泰にはならないのです。
また、そうやって日本が法華経によって救われたとなれば、世界中の国々が日本のように幸福になりたい、と思って寄ってきます。
今でも日本が、例えば亡命を認めるならば、日本の国民になりたいという人は大勢出てくるはずです。
ご神示によって妙佼先生は、佼成会を元として世界万国に法華経を弘めるために私が生まれてきた、とおっしゃっていましたが、先輩の教団がいくつもあるのに佼成会が元になって、というのは理屈に合わないと思って、なかなか素直に聞けなかったのです。
それが今日になってみると、立正佼成会が元となって世界万国に、仏教の本質的な力が行き渡るという時代が明らかに来ているのです。
このことをさらに進めていくには、われわれ会員が世界万国を救うお手伝いをするということを考えていただきたい。会長だけ先に突っ走って理屈だけ言ってみても、それは空念仏だ、といって笑われてしまいます。
そこで今、『一食を捧げる運動』ということで、せめてご命日の朝食ぐらいは抜いて、三百円倹約して貯金箱に入れておく。そして戦争をしたり、貧乏で困ったり、開発が行き届かない国へ献金をしてあげる。このような心構えを皆がもって、それを少しずつ無理のない程度に難民援助、開発途上国の援助といったことまでするのが立正佼成会なのです。
常寂光土をこの地球上につくるという会員綱領の精神で立ちあがれば、たちまちのうちに外国の人々が佼成会を手本にしようと集まってまいります。人類の中に食べるもののない状態の人が四分の一いるというのですから、戦争をしている場合ではないのです。このことを頭に入れていただいて『一食運動』を実践してもらいたいのです。