- 仏教者のことば33- ほんとうに正しい信仰をもって来るならば、自然と自分はどこへゆくのだと、はっきり行手(ゆくて)がわかってこなくてはならなぬ。仰ぎ、伸びる気持、「自分はあそこへゆくのだな」という、目のあいた気持です。 
 友松円諦・日本(法句経講義)
- 仏教者のことば36- 実際の体験ある人の書はみな読むに価いする。いわんや実際の体験による信仰を述べたものはなおさらのことである。 
 清沢満之・日本(近代の仏教者)
- 仏教者のことば38- 広大な宇宙と矮少(わいしょう)な自分とは、同じ一つの道、地続きだということを体得するがよい。 
 沢木興道・日本(禅とは何か)
- 仏教者のことば39- 弥陀の五劫思惟(ごこうしゆい)の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり。 親鸞上人・日本(歎異抄) 
- 仏教者のことば41- 大いなるものにいだかれあることをけさふく風のすずしさにしる 
 山田無文・日本(手を合わせる)
- 仏教者のことば45- 片海・市河・小湊の磯のほとりにて昔見しあまのりなり。色形味わいも変らず、など我父母変らせ給いけんと、方違(かたたが)えなる恨めしさ、涙抑え難し。 
 日蓮聖人・日本(新尼御前御返事)
- 仏教者のことば46- 絶えず善行を行なっていると、だんだん情緒が美しくなっていって、その結果、他の情緒がよくわかるようになり、それでますます善行を行なわずにいられないようになるのである。 
 岡潔・日本(春宵十話)
- 仏教者のことば47- (報身仏としては)、法身よりうけたるわれらが心識(こころ)は仏性と申して、仏になり得らるる卵にて候。卵は産み出されても、母雞のあたたかなるふところの裡(うち)にあたためられねば孵化(ふか)せぬ。われらが仏性の心性も、報身仏の慈悲の懐に摂(… 
 
  
 
  
 
  
