教えの中に世界平和の論理が…
戦後、日本の技術が優秀だということで、貿易が盛んになり経済が発展してまいりました。
しかし、日本は自国の利益だけを考えていたために、現在、貿易摩擦など、さまざまな難題が諸外国から課せられております。
つまり、盂蘭盆会の教えと同じように、自分のことだけを考えていたのでは決して相互の幸せにはつながらないということです。
先般、私がシカゴのキリスト教神学校を訪れた際、多くの方たちの希望は仏教の教義を勉強させていただきたいということでした。
終戦後のころ、当時の占領軍の宗教担当者たちは複数の宗教をもつことは罪悪だとして、日本の宗教に対して批判的だったのですが、現在では、世界平和の論理は、日本における仏教の中にある、と評価されるようになってきました。
戦争によって他国を征服するような愚かな考えをもたず、みんなで幸せになろうという平和憲法を三十数年間守ってきたおかげで、日本は幸せな国になったのですから、これからは日本が声を大にして、このことを世界に訴えていかなければなりません。
先日亡くなられた未来学者、ハーマン・カーンさんは、「二十一世紀は日本の時代となり、世界でいちばん優位に立つであろう」と言われております。
世界のリーダーとなるよう精進
お釈迦さまが、二千五百年前に悟られた法華経は、現在、そして未来においても通用する教えであります。
その素晴らしい教えを私どもは依りどころとしているわけです。佼成会で今、実践している教えの中に、世界平和の論理があるわけです。
ですから、一人が一人を導き、法華経の精神を日本に広めれば、〝二十一世紀〟を待たずして世界の手本となれるような素晴らしい日本の国が築かれるのです。
仏さまは、私どもの仏知見を開かせ、示し、悟らせ、仏道に入らしめんがために世に出現されたと方便品に説かれております。その仏さまのご縁につながる者であればこそ、私どものような者でも人さまを真の幸せにお導きできるわけです。
今年もすでに半年が過ぎましたが、多くの人々に目覚めていただくために、大いにお導きにご精進していただき、日本が世界のリーダーとして素晴らしい国になるように努力精進をお願いいたします。
(文責在記者)