『新生』とは、「無常」と同じ意味があり変化によって古いものが滅し、新しいものが生まれてくるということ。二十一世紀を迎え、大事な年であるという意味で「新生」という言葉を掲げ、社会の中で宗教が果たしていく役割を認識することの大切さを説示。
新しい節を迎えて
結婚して五年
絶世の美女・王妃ケーマーの出家
女性で初めて出家を許された釈尊の義母マハーパジャパティ
女の宿命のどん底から救いを求めたパターチャーラー
邪恋に狂った王妃ティシャーラクシターの悲劇
下女の実から王妃になったマリカー夫人
“女のしあわせの宝庫”をようやく見つけだした高慢な妻スジャータ―
貧乏を仏さまに買い取ってもらった老婆
お釈迦さまの子をみごもったといつわったチンチャー
愛児を失った絶望の中で真の愛を知ったキサーゴータミー
夫の弟子に千人の人殺しをさせたバラモンの妻の邪恋