妙佼先生は〝心の姿〟を教えた
月日の経つのは早いものでございます。妙佼先生が亡くなられて、今年でもう26回忌ということでございます。今年はまた、たいへん忙しい年でございます。今年の正月に、私は皆さま方に「神さまの御心の如くに行ずれば幸せが来ますよ」と申し上げたわけでありますが、神さまはまるで「一時も法華経行者はジッとしていてはいけない」とご命令のようで、今日もこの説法を終えましたら、すぐにお昼を頂戴して金沢の方へ出かけなければならない。そういうようなことで、今日は普段着のままで駆け出してきた、こういうわけであります。
実は、今日私が説法するなんて知らないで、私はうっかりしておりまして、あわてて駆け出てまいったわけなんです。また、中国の宗教者の方々が日本の宗教事情の視察のために日本においでになって、そして本会に来られて、しかも今日、団長さまが私共にご挨拶も下さるということもありまして、夢中になって、忙しがっておるもんですから、うっかり忘れてしまった。そうこうしているうちに私の番が回って来たのであわてて出て来た。こういうことです。 (笑)
まあ、妙佼先生がご在世であれば「服装なんて何でもいい、心さえしっかりしていればいい」と、まあ、おそらく妙佼先生も私のこの服装のことなんか問題になさらないと思いますので、安心して出てきたわけです。 (拍手)
先程ありし日の妙佼先生のことをいろいろやっておりましたが、妙佼先生にちょいちょいお会いした方々の中には、あまりにも想像外のご注意を頂くので気が転倒してしまって、どう考えていいのか分からないというような体験もあったろうと思います。今日は、妙佼先生に直接導かれた元の豊島教会長さんの保谷さんが、思い出を語るということでテレビでやっておりましたが、私は控室の方で中国からの視察団の団長さんに、お話を頂いたお礼を申し上げたり、ご挨拶を申し上げたりしていたものですから、あまりよく保谷さんの話を聞けなかったんですが、まあ、妙佼先生という人はその人その人の心の中を本当にお見通しだった。保谷さんは妙佼先生に直接に導かれた方ですから、おそらく一番お小言を頂いた方だったと思うんです。しかしまた、そういう修行をさせて頂いたからこそ今日こうして幸せでいられるわけなんですね。