- 経典のことば14- 世尊、わたくしは今日から悟りを得るまで、他人の容貌や装身具などに対して妬(ねた)み心を起こすことをいたしません。 
 (勝鬘経・十受章)
- 経典のことば15- 過去を追うことなかれ。未来を念(おも)うことなかれ。過去はすでに捨てられたるなり。未来はいまだ至らざるなり。ただ現在をよく観察すべし。 
 (一夜賢者経)
- 経典のことば16- 一切衆生悉(ことごと)く仏性有り 
 (大般涅槃経・迦葉菩薩品)
- 経典のことば17- むかしの人たちはこういう宝物のために、お互いに傷つけあい、殺しあい、盗み、欺し、嘘をつき、それが原因で生まれ変わり死に変わりの中で苦しみを増大させ、大地獄に落ちたそうだよ。 
 (仏説弥勒大成仏経)
- 経典のことば18- 如来の身は汝と同じからず、汝、もし多く服(の)まば必ずさらに患(うれい)をなさん 
 (賢愚経 3・15)
- 経典のことば19- 諸仏如来はこれ法界身(ほっかいしん)なり。一切衆生の心想の中に入りたもう。この故に汝ら心に仏を想うとき、この心すなわちこれ三十二相、八十随形好(ずいぎょうごう)なり。このこころ仏を作る、このこころこれ仏なり。 
 (仏説観無量寿経)
- 経典のことば20- 忿恚(ふんい)は百千大劫(こう)に集めし善根をすみやかに損害す。ゆえに忍辱(にんにく)の鎧を被(き)、堅固の力をもって忿恚の軍を砕くべし。 
 (大宝積経)
- 経典のことば21- 雑(ぞう)毒薬をもって太鼓に塗り、大衆の中においてこれを撃ちて声を発(おこ)さしむるがごとし。聞かんと欲する心無しといえども、これを聞けばみな死す。 
 (大般涅槃経・如来性品)
- 経典のことば22- もろもろの苦悩を脱せんと欲すれば、まさに知足を観ずべし。知足の法はすなわちこれ富楽(ふぎょう)安穏(あんのん)の処なり。足るを知る人は地上に臥(ふ)すといえどもなお安楽なりとす。 
 (遺教経)
- 経典のことば24- 若し俗間の経書・治世の語言・資生の業等を説かんも、皆正法に順ぜん。 
 (法華経・法師功徳品)
- 経典のことば25- もろもろの飲食(おんじき)を受くることはまさに薬を服(の)むが如くすべし。好きに於ても悪しきに於ても増減を生ずることなかれ。わずかに身を支うるを得て以て飢渇を除け。蜂の花を取るにただその味のみを取って色香を損ぜざるが如し。 
 (…
- 経典のことば26- 美しく飾り立てた王の馬車も朽ちてしまう。 
 人のからだも同じように老いてしまう。
 しかし聖者の説いた法のみは朽ちない。
 心ある人が互いに心ある人に伝えるからである。
 (法句経151)
- 経典のことば27- 衆生の類(たぐい)是れ菩薩の仏土なり。 
 (維摩経・仏国品)
