神仏にお護りいただいている私たち
ところで、二十八番の勧発品に入りますと、四法成就という、如来の滅後において、四つのことを成就すれば素晴らしいご功徳にあずかるということを言われています。その四法成就は、第一番目に「諸仏に護念せらるることを為」であります。私どもは、仏さま神さまにお護りいただいているんだということです。まずこのことを、はっきりと申し上げます。
第二番目の「諸の徳本を植えよ」ということは、六波羅蜜で言いますと、まず、布施をするということ。徳本を植えるということでありまして、これを視野を広めてまいりますと、私どもが世界の平和を一生懸命になって考えていると、一方にはアメリカとソ連という二つの国が、恐ろしい核兵器をどっさりこしらえて持って、そしてお互いに競争して、にらみ合ってる。
その最初の目的は、両方でバランスをとって、仲よくいこう、というような名目で始まって、作ったんでありますが、作れば作るほど、持てば持つほど相手のほうがもっとすぐれたものを持っているんじゃないか、という疑いが出てくる。ところが私ども宗教者とすると、武装をしなくても安心がついているわけで、それが一念三千であります。私どもの心が、本当の平和の気持ちになれば、目の前に現れるすべての現象は、みんな平和裏の問題が現れてくるんであります。