Founder Dharma Guidance Text "Isshin" 1984 the Otaiya service Ceremony
本日は、日蓮聖人さまが、池上本門寺におきまして最期になられ、永遠に変わらない不滅の魂となられた日でございます。その聖人さまの不滅の精神が釈迦牟尼仏のお言葉のように、「常に此に住して法を説く」と――仏のみ心とご一緒になって、法華経を行ずる者にご加護をくだすっておるわけであります。
日蓮聖人さまは、六十一年の生涯をこの法華経のために、「我身命を愛せず。但無上道を惜しむ」と、ご法に一切を捧げられたおかたです。素晴らしい教化力をもった聖人
「大難四箇度、小難数知れず」と申しますが、例えば佐渡へ流罪になりました時にも、雪が深く気候の悪い佐渡からは一人もそのまま帰った人はいない、と言われるほど厳しい中にあって、阿仏房(あぶつぼう)に出会うのであります。切りつけようと大変乱暴な気持ちで寄ってきた阿仏房に、日蓮聖人さまは順々と説法をお聞かせになりました。すっかり感服した阿仏房は、ただちに帰依心を起こしたのです。このように、日蓮聖人さまのお徳に触れてご法門をお聞きしますと、ただちにお弟子になってしまうような、素晴らしい教化力を持っておられたのであります。
こうして、日蓮聖人さまのお徳は、たとえご法難があった所へも、皆お寺が建ったり、お聖人さまのお歩きになった所には、今日多くの信者さんがいらっしゃるのであります。
私どもが法華経に遇い奉ることができたということも、日蓮聖人さまのご遺徳によるものです。法師品には、十万億の仏を供養したその功徳によって人間として生まれるんだと示されてあります。
大きな大功徳が過去にあったということが、今世においてお経を読ましていただけるようになったという素晴らしいご縁で、ちゃんと結ばれているんであるということであります。本日は、日蓮聖人さまが、池上本門寺におきまして最期になられ、永遠に変わらない不滅の魂となられた日でございます。その聖人さまの不滅の精神が釈迦牟尼仏のお言葉のように、「常に此に住して法を説く」と――仏のみ心とご一緒になって、法華経を行ずる者にご加護をくだすっておるわけであります。
日蓮聖人さまは、六十一年の生涯をこの法華経のために、「我身命を愛せず。但無上道を惜しむ」と、ご法に一切を捧げられたおかたです。素晴らしい教化力をもった聖人
「大難四箇度、小難数知れず」と申しますが、例えば佐渡へ流罪になりました時にも、雪が深く気候の悪い佐渡からは一人もそのまま帰った人はいない、と言われるほど厳しい中にあって、阿仏房(あぶつぼう)に出会うのであります。切りつけようと大変乱暴な気持ちで寄ってきた阿仏房に、日蓮聖人さまは順々と説法をお聞かせになりました。すっかり感服した阿仏房は、ただちに帰依心を起こしたのです。このように、日蓮聖人さまのお徳に触れてご法門をお聞きしますと、ただちにお弟子になってしまうような、素晴らしい教化力を持っておられたのであります。
こうして、日蓮聖人さまのお徳は、たとえご法難があった所へも、皆お寺が建ったり、お聖人さまのお歩きになった所には、今日多くの信者さんがいらっしゃるのであります。
私どもが法華経に遇い奉ることができたということも、日蓮聖人さまのご遺徳によるものです。法師品には、十万億の仏を供養したその功徳によって人間として生まれるんだと示されてあります。
大きな大功徳が過去にあったということが、今世においてお経を読ましていただけるようになったという素晴らしいご縁で、ちゃんと結ばれているんであるということであります。神仏にお護りいただいている私たち
ところで、二十八番の勧発品に入りますと、四法成就という、如来の滅後において、四つのことを成就すれば素晴らしいご功徳にあずかるということを言われています。その四法成就は、第一番目に「諸仏に護念せらるることを為」であります。私どもは、仏さま神さまにお護りいただいているんだということです。まずこのことを、はっきりと申し上げます。
第二番目の「諸の徳本を植えよ」ということは、六波羅蜜で言いますと、まず、布施をするということ。徳本を植えるということでありまして、これを視野を広めてまいりますと、私どもが世界の平和を一生懸命になって考えていると、一方にはアメリカとソ連という二つの国が、恐ろしい核兵器をどっさりこしらえて持って、そしてお互いに競争して、にらみ合ってる。
その最初の目的は、両方でバランスをとって、仲よくいこう、というような名目で始まって、作ったんでありますが、作れば作るほど、持てば持つほど相手のほうがもっとすぐれたものを持っているんじゃないか、という疑いが出てくる。ところが私ども宗教者とすると、武装をしなくても安心がついているわけで、それが一念三千であります。私どもの心が、本当の平和の気持ちになれば、目の前に現れるすべての現象は、みんな平和裏の問題が現れてくるんであります。神仏にお護りいただいている私たち
ところで、二十八番の勧発品に入りますと、四法成就という、如来の滅後において、四つのことを成就すれば素晴らしいご功徳にあずかるということを言われています。その四法成就は、第一番目に「諸仏に護念せらるることを為」であります。私どもは、仏さま神さまにお護りいただいているんだということです。まずこのことを、はっきりと申し上げます。
第二番目の「諸の徳本を植えよ」ということは、六波羅蜜で言いますと、まず、布施をするということ。徳本を植えるということでありまして、これを視野を広めてまいりますと、私どもが世界の平和を一生懸命になって考えていると、一方にはアメリカとソ連という二つの国が、恐ろしい核兵器をどっさりこしらえて持って、そしてお互いに競争して、にらみ合ってる。
その最初の目的は、両方でバランスをとって、仲よくいこう、というような名目で始まって、作ったんでありますが、作れば作るほど、持てば持つほど相手のほうがもっとすぐれたものを持っているんじゃないか、という疑いが出てくる。ところが私ども宗教者とすると、武装をしなくても安心がついているわけで、それが一念三千であります。私どもの心が、本当の平和の気持ちになれば、目の前に現れるすべての現象は、みんな平和裏の問題が現れてくるんであります。世界が注目している平和な日本
一方、このたび第四回世界宗教者平和会議を開催したアフリカなど、世界各地で飢餓にさらされている人間が大勢いるという事実があるのです。この何億人もいるといわれる飢餓難民を救うためには、一人の力はわずかなものですが、十人寄れば十倍に、そして百人寄ればその力は百倍になるわけですから、佼成会の皆さんだけではなく、国民全体が、「徳本を植える」という気持ちになって国民皆信仰ということにならなければなりません。
そのためには、「四法成就」の第三番目として「正定聚に入り」ということになるわけです。
これは、正しいことをする仲間に入るということです。そして、この仲間に入ってこそ、今まで、自分一人の力では、とても世界を救うなどということはできないと思っていた人も、他の人々と共に行動するなかで、人類の願望である〝世界平和〟〝人類すべての幸せ〟を願える心になれるのです。これが第四番目の「一切衆生を救うの心を発せるなり」ということになるのです。
本当に、平和で幸せな境涯になった今日の日本の状態に、世界の人々は注目しております。また、その文化を学びたいということで、日本語を勉強する外国の人も大勢おられるそうです。
今日の日本は、それほど世界の中で幸せな状態にあるわけです。
つらつら考えてみまするに、
「天下万民諸乗一仏乗と成りて妙法独り繁昌せん時、万民一同に南無妙法蓮経と唱え奉らば、吹く風枝を鳴らさず、雨つちくれを砕かず。代は羲農(ぎのう)の世となりて、今生には不祥の災難を払い長生の術を得」
と言われた日蓮聖人のお言葉どおりの状態に、日本が近づきつつあるということでしょう。
そういう意味で、一刻も早く一人でも多くの人々をお導きして、国民皆信仰ということにならなければなりません。日蓮聖のご聖意を身に体して
きょうのお会式を契機として「我身命を愛せず。但無上道を惜しむ」とお経文の中にありますように、自分の身体を惜しむことなく、たとえいかなる悪条件をも克服して、一人でも多くの人々の手をとり、正しいご法門に導いてお幸せになっていただきたい、という心を持った人は、必ず諸天善神のご加護が頂けるのであります。
どうか、み仏さまのみ心を心として行じ、まだ信仰に導かれていない人々も後から二陣三陣と続いていただけるよう、皆さんの心意気をしっかりとお示しいただきたいと思います。世界が注目している平和な日本
一方、このたび第四回世界宗教者平和会議を開催したアフリカなど、世界各地で飢餓にさらされている人間が大勢いるという事実があるのです。この何億人もいるといわれる飢餓難民を救うためには、一人の力はわずかなものですが、十人寄れば十倍に、そして百人寄ればその力は百倍になるわけですから、佼成会の皆さんだけではなく、国民全体が、「徳本を植える」という気持ちになって国民皆信仰ということにならなければなりません。
そのためには、「四法成就」の第三番目として「正定聚に入り」ということになるわけです。
これは、正しいことをする仲間に入るということです。そして、この仲間に入ってこそ、今まで、自分一人の力では、とても世界を救うなどということはできないと思っていた人も、他の人々と共に行動するなかで、人類の願望である〝世界平和〟〝人類すべての幸せ〟を願える心になれるのです。これが第四番目の「一切衆生を救うの心を発せるなり」ということになるのです。
本当に、平和で幸せな境涯になった今日の日本の状態に、世界の人々は注目しております。また、その文化を学びたいということで、日本語を勉強する外国の人も大勢おられるそうです。
今日の日本は、それほど世界の中で幸せな状態にあるわけです。
つらつら考えてみまするに、
「天下万民諸乗一仏乗と成りて妙法独り繁昌せん時、万民一同に南無妙法蓮経と唱え奉らば、吹く風枝を鳴らさず、雨つちくれを砕かず。代は羲農(ぎのう)の世となりて、今生には不祥の災難を払い長生の術を得」
と言われた日蓮聖人のお言葉どおりの状態に、日本が近づきつつあるということでしょう。
そういう意味で、一刻も早く一人でも多くの人々をお導きして、国民皆信仰ということにならなければなりません。日蓮聖のご聖意を身に体して
きょうのお会式を契機として「我身命を愛せず。但無上道を惜しむ」とお経文の中にありますように、自分の身体を惜しむことなく、たとえいかなる悪条件をも克服して、一人でも多くの人々の手をとり、正しいご法門に導いてお幸せになっていただきたい、という心を持った人は、必ず諸天善神のご加護が頂けるのであります。
どうか、み仏さまのみ心を心として行じ、まだ信仰に導かれていない人々も後から二陣三陣と続いていただけるよう、皆さんの心意気をしっかりとお示しいただきたいと思います。