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1
... 祖父の言葉が今の私に…… 来賓の皆さま、議長、そして紳士淑女の皆さま、このたび、私は図らずも素晴しいテンプルトン賞を頂戴致しましたが、世界には私よりもはるかに優れた宗教上の業績をあげられた方々が、たくさんおられるにもかかわらず、私に受賞の光栄を賜ったことを心から感謝申し上げる次第でございます。と同時に、私と共に世界宗教者平和会議のために、…
2
... 現代社会への警鐘=三法印の教え さて現在の私の精神的な土台となっているものは、申すまでもなく仏陀の教えであり、菩薩としての使命感であります。ところで、仏教のいちばんの根本の教えとなるものは、三法印であると申しても過言ではございません。その三法印とは、諸行無常・諸法無我・涅槃寂静、この三つを申します。 第一番目に諸行無常とは、一切の現象は、…
3
... さて諸法無我についてお話をいたしましたが、ここで出てくるのは仏教のいま一つの大事な教えである「縁起」ということであります。縁起とは、一切のものは縁によって起こるということであります。現在私が着用しているこの衣服も、日々の糧である食糧も、自分以外の人びとの勤労の結果を縁として、この心もあらゆる出合い、すなわち体験と知識を縁として形成されております。…
4
... 第二バチカン公会議において、私は、いまは亡きパウロ六世猊下にお会いしたとき、猊下は仏教徒の私に向かって、「キリスト教徒が仏教徒のために祈り、仏教徒がキリスト教徒のために祈る――そのような状態にならなければ、宗教が人類に貢献する道はない。いまや人類という言葉は隣人という言葉と同じ意味になりつつある」と申されました。その時私は、…
5
... 幸福はいくら分けても減らない 最後に、私は昨年六月、国連の軍縮特別総会において、提言の機会を与えられ、カーター大統領閣下、並びにブレジネフ書記長閣下に対し、「危険を冒してまで武装するよりも、むしろ平和のために危険を冒すべきである」と申しあげました。 もとより、宗教者としての私の声は小さく、弱いことも私自身がよく存じております。 しかし、…
1
... 宗教の尊さを人々に伝えるための賞 皆さま、本日は釈迦牟尼仏ご命日、まことにおめでとうございます。私共仏教徒が、仏さまのご命日に参加できるということは、大変に素晴しいことであります。お参りをしたくても事情が許されない方々がたくさんあるはずです。ところが、信者になられて一生懸命朝夕のご供養を怠らずやっているような信心のある方には、…
2
... 在家の信者に力を入れられた仏さま 仏さまは二千五百年前に、後五五百歳の時代になると、みんな頭でっかちになって理屈ばかり言って実行しなくなる。口は一人前であるけれども行いができない、そういう状態では幸せはこない。しかし、その時にこそ、この法門をみんなが信奉するようになるであろう、とおっしゃっています。それも僧侶だけでなく、優婆塞、…
3
... 人類が皆手をつなぎ極楽浄土建設を テンプルトン賞の審査員は九人いらっしゃるのですが、そのうち三人ずつが三年ごとに交代していくようになっているということです。審査員の時は推せんができないのだそうで、私を推せんしてくださった西本願寺の大谷光照先生は、審査員を終わったところで、私を推してくださったということです。過去の宗教の因縁からいくと、…
4
... 〝人さまのために〟との気持で活動を テンプルトン氏から、政治とのかかわりをどのようにしていますか、と尋ねられました。そこで日蓮聖人の言葉を引用し、『汝信仰の寸心を改めて、速やかに実乗の一善に帰せよ』というつもりで政治家に説法いたしております、と答えました。そうしたらビックリした顔をしていましたが、特に政治というのは影響の大きいものでありまして…
盂蘭盆会大法要 大館教会
【写真】
開祖さまご法話テキスト『一心』 1981年 「盂蘭盆会」式典
【法話(テキスト)】
深くかみしめたい先祖とのつながり、親子の関係(「盂蘭盆会」式典)
深くかみしめたい先祖とのつながり、親子の関係(「盂蘭盆会」式典)
1
... 皆さま、本日は盂蘭盆会、まことにおめでとうございます。早いもので、ことしも半年余りが過ぎてしまいました。 お盆がまいりますと、いつも目連尊者のことが心に浮かんできます。 この目連尊者のお母さんは、自分の子供を立派にしようとなさった、そういう立派な方が地獄の一劫で苦しんでおられたというのは、これは、まことに悲劇であります。しかし、…
深くかみしめたい先祖とのつながり、親子の関係(「盂蘭盆会」式典)
2
... 弥勒菩薩の慈悲 さて、法華経の序品第一になると、まず智慧第一という文殊菩薩が登場しています。これは、法華経をわかろうとするには仏の智慧が必要だということです。 譬諭品第三で、お釈迦さまが『斯の法華経は 深智の為に説く 浅識は之を聞いて 迷惑して解らず 一切の声聞 及び辟支仏は 此の経の中に於て 力及ばざる所なり』と言っておられるように、…
深くかみしめたい先祖とのつながり、親子の関係(「盂蘭盆会」式典)
3
... 三つの〝供養〟 ところで、今度は最後の二十八番になると、普賢菩薩勧発品ということで、普賢菩薩さまがおでになります。 大聖堂正面の階段を上がったところにある漆絵には、獅子に乗った文殊菩薩、牛に乗った弥勒菩薩と並んで、象に乗った普賢菩薩が描かれてあります。 この普賢菩薩は、この法華経を読誦、受持、書写、解説する人――まことに至らないけれども、…
深くかみしめたい先祖とのつながり、親子の関係(「盂蘭盆会」式典)
4
... 大勢で供養を… こうしたご供養というものについて、もう一度、盂蘭盆会に戻ってお話しますと、ちょうど雨季の安居がすんで、お釈迦さまのお弟子の僧侶方が、三千人も集まっているところでした。 神通力によって、お母さんが地獄の一劫で苦しんでいることを知った目連尊者は、仏さまに結んでいただいた言葉を信じて、山海の珍味をもって、…
深くかみしめたい先祖とのつながり、親子の関係(「盂蘭盆会」式典)
5
... 新たな決意の日 私どものご先祖さまは、戒名もちゃんと過去帳に記され、この盂蘭盆会ばかりでなく、毎月一回は必ず自分の命日がきて、私どものささやかな供養を受けておられます。けれども信仰をもたない人のご先祖さまは、戒名もついておらず、過去帳にも載っていないわけです。こういうお宅が、全国には、まだどのくらいあるかわかりません。 こういう方々が、…
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