経典のことば50
我未だ道を得ざる時、功徳なき時には、諸の衆生等我と共に語らず、況や復た供養せんや。是の故に当に知るべし、功徳を供養して我を供養せざるを。
(大荘厳経論 巻十五)経典のことば52
他に隷属(れいぞく)するはすべて苦なり。自在の主権は楽し。
(小部経典・譬喩経)経典のことば53
汝らもし勤め励むならば、事として難きものなし。小(わず)かな水も常に流るればよく石を穿(うが)つがごとし。
(仏垂般涅槃略説教誡経)経典のことば54
己れに勝る有るを見るも嫉妬を生ぜず。己れ他に勝るを見るも驕慢を生ぜず。
(優婆塞戒経巻三)経典のことば56
悪(あ)しき業(わざ)を楽しみとしてはならぬ
酒を飲まば程を過ごしてはならぬ
(小部経典・大吉祥経)経典のことば57
あまねく衆生のために不請(ふしょう)の友となり、大悲もて衆生を安慰(あんに)し、哀愍(あいみん)し、世の法母とならん
(勝鬘経)経典のことば58
聞(ぶん)をもってのゆえに大涅槃を得るにあらず、修習をもってのゆえに大涅槃を得。(大般涅槃経巻二五)
経典のことば59
心に大歓喜を生じて 自ら当に作仏すべしと知れ
(法華経・方便品)経典のことば61
其の国の中間幽冥の処、日月の威光も照すこと能わざる所、而も皆大に明らかなり。其の中の衆生各相見ることを得て、咸(ことごと)く是の言を作(な)さく、此の中に云何(いかん)ぞ忽ちに衆生を生ぜる。
(法華経・化城諭品)経典のことば62
是の人は少欲知足にして能く普賢の行を修せん
(法華経・普賢菩薩勧発品)経典のことば63
我神力を以て仏を供養すと雖(いえど)も身を以て供養せんには如(し)かじ。
(法華経・薬王菩薩本事品)経典のことば64
能く衆生をして歓喜し礼して、心を投じ敬(うやまい)を表して慇懃(おんごん)なることを成ぜしむ
(無量義経・徳行品)経典のことば65
観音妙智の力 能く世間の苦を救う
(法華経・観世音菩薩普門品)経典のことば66
観世音浄聖は 苦悩死厄に於て 能く為に依怙と作(な)れり
(法華経・観世音菩薩普門品)経典のことば67
忍辱の地に住し、柔和善順にして卒暴ならず、心また驚かず
(法華経・安楽行品)