庭野日敬語録

「庭野日敬語録」は、1980年4月~1981年7月までの計51回にわたり、庭野日敬開祖の数ある説法の中から抜粋した言葉を、庭野開祖ご自身に解説していただいたものです。

家庭、仕事、お金、将来のこと——。日々の生活に追われる中で、考えることは尽きることがなく、そう感じる人も少なくないでしょう。

この連載の中にも「仕事のこと、生活のこと、家事のことばかりに心をとらわれていますと、どうしても心が狭くなり、近視眼的になり、利己的になり、我(が)だらけになります」(第7回)とあります。庭野開祖はそれらにばかりとらわれずに、少しの時間でも現実から離れて無我の状態に入ることが必要だよと、説かれています。

このほかに「煩悩(ぼんのう)があってこそ人生は楽しいのです」「苦しい苦しいと考えているからこそ苦しい」「せめて自分にもできることから始めよう」など人生を豊かに生きるための智慧(ちえ)が語られています。

今を生きる私たちにもハッとさせられる言葉があるかもしれません。
忙しい日々の合間に、是非ご覧ください。

(佼成新聞「庭野日敬語録」1980年4月号~1981年7月号)

※収録記事の中には、今日の観点からみると不適切ととられる箇所がありますが、当時の時代背景を鑑みて削除や書き換えは行わず、原文のままとしました。
 

 

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