仏教者のことば21
人は阿留辺幾夜宇和という七文字を持(たも)つべきなり。 明恵上人・日本(栂尾明恵上人遺訓)
1 ...うばかりである」と言い切っておられるように、仏僧らしい僧であったと同時に、じつに人間らしい人でありました。 仏教の開祖釈尊を恋い慕う情熱はひたむきなものがあり、どうしても天竺(てんじく=インド)へ旅...仏教者のことば31
念仏の機に三品(ぼん)あり。上根は、妻子を帯し家に在りながら、著(じゃく)せずして往生す。 一遍上人・日本(一遍上人語録)
1 ...にあるのだ 時宗の開祖一遍上人は伊予(愛媛県)の豪族の出だけあって、どこか激しい気性を持っておられたようで、その言行には世間のおもわくなどはばからぬ、堂々たるところがありました。 この言葉にしても...仏教者のことば67
一切世間の治生産業、ことごとく取り用いて我が実相智印となす。 慈雲尊者・日本(『人と為る道』)
1 ...おんこう)は徳川時代中期の高僧です。釈尊がご在世のとき説かれた正法そのままを学び、広めようと発願して、梵語(サンスクリット)を研究し、『梵学津粱』一千巻の著があるほどです。そして、真言宗正法律の開祖となりました...