Founder’s Dharma Guidance Text, “Isshin,” 1978 Ullambana Ceremony

  •  今年は特にこのお盆というものを、何かしみじみとかみしめるような感じがするのであります。

       心から先祖の冥福を…

     佼成会の指導の中に〝陰を信ずる〟という言葉があります。陰というのがあるということは、形があるから陰があるわけなのですが、陰を信ずるというような言葉は何となしに私共は口ずさんでいるけれども、本当に陰を信じているのかということになると、なかなか信じられないのです。
     目連尊者の神通力をもって見たところ亡くなったお母さんは極楽にいないで地獄にいて苦しんでいたのです。このお母さんの姿を確認した時にはびっくりしたわけであります。どうしてお母さんはあんなことになったのだろうという切ない気持でお釈迦さまに質問したわけです。そういうことが、このお盆の行事の原因になっておるのであります。
     そういうご先祖さまのおかげで、今日こうして幸せにしていただけているし、日本という幸せの国に生まれて、そして盂蘭盆会の行事に心からご先祖さまのご冥福を祈るという殊勝な気持にならせてもらったわけです。
     いつも申し上げるのですが、あまり喜んで入会した人は少ないと思うのです。あまりにうるさく勧められるから、しようがなく入ったとか、自分が思うようにいかないからとか、望みがかなうだろうかということで入られたと思うのであります。
     しかし、とにかくこうして先祖供養をできるようになったということは、これまた導きの親ごさんの熱心な努力によるものですね。

  •  今年は特にこのお盆というものを、何かしみじみとかみしめるような感じがするのであります。

       心から先祖の冥福を…

     佼成会の指導の中に〝陰を信ずる〟という言葉があります。陰というのがあるということは、形があるから陰があるわけなのですが、陰を信ずるというような言葉は何となしに私共は口ずさんでいるけれども、本当に陰を信じているのかということになると、なかなか信じられないのです。
     目連尊者の神通力をもって見たところ亡くなったお母さんは極楽にいないで地獄にいて苦しんでいたのです。このお母さんの姿を確認した時にはびっくりしたわけであります。どうしてお母さんはあんなことになったのだろうという切ない気持でお釈迦さまに質問したわけです。そういうことが、このお盆の行事の原因になっておるのであります。
     そういうご先祖さまのおかげで、今日こうして幸せにしていただけているし、日本という幸せの国に生まれて、そして盂蘭盆会の行事に心からご先祖さまのご冥福を祈るという殊勝な気持にならせてもらったわけです。
     いつも申し上げるのですが、あまり喜んで入会した人は少ないと思うのです。あまりにうるさく勧められるから、しようがなく入ったとか、自分が思うようにいかないからとか、望みがかなうだろうかということで入られたと思うのであります。
     しかし、とにかくこうして先祖供養をできるようになったということは、これまた導きの親ごさんの熱心な努力によるものですね。

  •    みんな〝仏性〟がある

     今、日本は大乗仏教国だということを世界の学者は言っているけれども、日本の内においては、霊界のことなど少しも考えない人がたくさんいる、という状態です。こういうところに佼成会は〝陰を信じろ〟と言ってきたわけです。最近はあまり〝陰〟とは言われませんで、陰よりも表を信じろということが多いかもしれません。法則でわかるということは表であって、論理にのっているもので、書いたものを見ればわかるものです。お経に書いてあるのですから、目を見張れば仏教の道理がわかるわけであります。が、この仏教の道理を本当にわかろうとするのには、やはり陰を信じないとわかってこないわけです。
     ですから、私共が仏教国だということになりますと、その仏教のいちばん大事なことは、生まれてきた私共がみんな仏になれるという性をもっているということをまず悟ることなのです。修行しさえすれば仏になれるという性をもって生まれたということを信じることです。
     これも、お前は仏になれるのだという証明書がついているわけではないのですが、信仰してお経を読ませていただいて、導きの親ごさんにやかましく言われて、いやいやながらも説法をつめ込んで、そういう修行も何回も何回も、何年も何年も重ねて、初めて陰を信じるというようなことも可能になってきていると思うのです。
     きのうきょう導かれてきた人などに陰を信じろなんて言っても、何だか無理なようですが、その陰を信ずるというところから始まった因縁、それがお盆の縁起であります。
     ですから、私共が真心からご供養させていただくわけです。暑いとか眠いとか怠けているのではなくて、心から喜んでしているのかは、陰の方ではお見通しなんです。
     ご飯もお水もお茶もあげて、また夏は花びんの水が悪くなるので朝晩替えるというように、そういういう真心が霊界に届いていないと寂しいわけです。この子孫の真心というものが、ご先祖さまに対しては唯一の救いなんですね。
     このお盆を一つの機会に朝夕のご供養を怠らずして、真心を込めてお供えする――これは初歩のことでございますが、信仰の一番の基礎なんですね。土台がちゃんとしなければだめなんです。理屈だけ覚えてもだめです。

  •    みんな〝仏性〟がある

     今、日本は大乗仏教国だということを世界の学者は言っているけれども、日本の内においては、霊界のことなど少しも考えない人がたくさんいる、という状態です。こういうところに佼成会は〝陰を信じろ〟と言ってきたわけです。最近はあまり〝陰〟とは言われませんで、陰よりも表を信じろということが多いかもしれません。法則でわかるということは表であって、論理にのっているもので、書いたものを見ればわかるものです。お経に書いてあるのですから、目を見張れば仏教の道理がわかるわけであります。が、この仏教の道理を本当にわかろうとするのには、やはり陰を信じないとわかってこないわけです。
     ですから、私共が仏教国だということになりますと、その仏教のいちばん大事なことは、生まれてきた私共がみんな仏になれるという性をもっているということをまず悟ることなのです。修行しさえすれば仏になれるという性をもって生まれたということを信じることです。
     これも、お前は仏になれるのだという証明書がついているわけではないのですが、信仰してお経を読ませていただいて、導きの親ごさんにやかましく言われて、いやいやながらも説法をつめ込んで、そういう修行も何回も何回も、何年も何年も重ねて、初めて陰を信じるというようなことも可能になってきていると思うのです。
     きのうきょう導かれてきた人などに陰を信じろなんて言っても、何だか無理なようですが、その陰を信ずるというところから始まった因縁、それがお盆の縁起であります。
     ですから、私共が真心からご供養させていただくわけです。暑いとか眠いとか怠けているのではなくて、心から喜んでしているのかは、陰の方ではお見通しなんです。
     ご飯もお水もお茶もあげて、また夏は花びんの水が悪くなるので朝晩替えるというように、そういういう真心が霊界に届いていないと寂しいわけです。この子孫の真心というものが、ご先祖さまに対しては唯一の救いなんですね。
     このお盆を一つの機会に朝夕のご供養を怠らずして、真心を込めてお供えする――これは初歩のことでございますが、信仰の一番の基礎なんですね。土台がちゃんとしなければだめなんです。理屈だけ覚えてもだめです。

  •    導きで功徳を実らせる

     次に第二の修行というのはお導きであります。まだ声のかかっていない人がたくさんあります。国民皆信仰を唱えているのであり、みんなに信仰してもらう国にしようというのであります。これがまたご功徳のいちばんの種なのであります。
     国連に行った時、『南無妙法蓮華経』とひげ題目を書いて、『天壌無窮』『異体同心』と、そして『世界宗教者平和会議日本委員会委員長 庭野日敬』と署名したのを各国の代表者に渡しました。
     法華経を世界万国に広めるということを支えるものはと言いますと、日本の国民です。
     日本の国民が大乗仏教国の国民としてのことができなければ、それこそ仏つくって魂を入れない、ということになってしまいます。法華経の真理を皆さんに手渡しても、行いが異体同心の精神になっていなければ、これはにせものになりますね。
     これを私は非常に恐れるので、昨日も役員会で申し上げたのですが、ここでひとつ、教会長さんはじめ最高幹部の方々が、本当に仏さまのみ心を体して心の姿勢を正さなくてはならないということです。ぼんやりしていたのではだめで、世界中が日本に求めているほど困難な時期にきているのです。
     現在のように日本全体がこんなに救われた時はないわけでして、そういう救われた今日のこの状態に対して、世界中に何かの形で貢献しなければならない、という考えが出ないと、その『異体同心』『天壌無窮』という言葉がうそになってしまうのです。
     国民皆信仰と言っても、なかなかみんな入りません。そんなに簡単にはいかないだろうけれども、まず一人が一人くらいはどうしても今年は増やして、帝釈天のそばの座にすわれるような、そういう霊界との約束ごとを済ます人をつくらなければなりません。
     暑い時でございますが、この暑さに負けないご法の熱を入れて全部の佼成会員がお導きをさせてもらって、土台である日本人が功徳を実らせるようにしなければなりません。

       各人が良き縁となろう

     一人が一人を必ず導いて法華経の板につかせる――その法華経の板とは、皆さんに法座にきて仏法の在り方というものを認識してもらう――この努力を皆さんがしてくださったならば、『南無妙法蓮華経 異体同心 天壌無窮』が世界に種をおろし、実を結ぶということになると思うのです。
     そういうことをやらなければ、私は仏さまのご守護に対して申し訳ないのではなかろうかと思います。
     この十五日のお盆を期して、陰を信じて、必ず仏さまの言ったとおりになるのだという信念をもって信仰にご精進いただくならば、必ずそのことが実現できると思っているのであります。

                             (『盂蘭盆会式典』より)

  •    導きで功徳を実らせる

     次に第二の修行というのはお導きであります。まだ声のかかっていない人がたくさんあります。国民皆信仰を唱えているのであり、みんなに信仰してもらう国にしようというのであります。これがまたご功徳のいちばんの種なのであります。
     国連に行った時、『南無妙法蓮華経』とひげ題目を書いて、『天壌無窮』『異体同心』と、そして『世界宗教者平和会議日本委員会委員長 庭野日敬』と署名したのを各国の代表者に渡しました。
     法華経を世界万国に広めるということを支えるものはと言いますと、日本の国民です。
     日本の国民が大乗仏教国の国民としてのことができなければ、それこそ仏つくって魂を入れない、ということになってしまいます。法華経の真理を皆さんに手渡しても、行いが異体同心の精神になっていなければ、これはにせものになりますね。
     これを私は非常に恐れるので、昨日も役員会で申し上げたのですが、ここでひとつ、教会長さんはじめ最高幹部の方々が、本当に仏さまのみ心を体して心の姿勢を正さなくてはならないということです。ぼんやりしていたのではだめで、世界中が日本に求めているほど困難な時期にきているのです。
     現在のように日本全体がこんなに救われた時はないわけでして、そういう救われた今日のこの状態に対して、世界中に何かの形で貢献しなければならない、という考えが出ないと、その『異体同心』『天壌無窮』という言葉がうそになってしまうのです。
     国民皆信仰と言っても、なかなかみんな入りません。そんなに簡単にはいかないだろうけれども、まず一人が一人くらいはどうしても今年は増やして、帝釈天のそばの座にすわれるような、そういう霊界との約束ごとを済ます人をつくらなければなりません。
     暑い時でございますが、この暑さに負けないご法の熱を入れて全部の佼成会員がお導きをさせてもらって、土台である日本人が功徳を実らせるようにしなければなりません。

       各人が良き縁となろう

     一人が一人を必ず導いて法華経の板につかせる――その法華経の板とは、皆さんに法座にきて仏法の在り方というものを認識してもらう――この努力を皆さんがしてくださったならば、『南無妙法蓮華経 異体同心 天壌無窮』が世界に種をおろし、実を結ぶということになると思うのです。
     そういうことをやらなければ、私は仏さまのご守護に対して申し訳ないのではなかろうかと思います。
     この十五日のお盆を期して、陰を信じて、必ず仏さまの言ったとおりになるのだという信念をもって信仰にご精進いただくならば、必ずそのことが実現できると思っているのであります。

                             (『盂蘭盆会式典』より)